第三十回 【明治維新】-その光と影ー

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毎月第三土曜日(次回からは第二土曜日)午後1時30分より
枚方市民会館に於いて
長谷川 潤 先生による「歴史講座」が開催されています。

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平成26年4月19日 第30回講座
第一部
【明治維新】
-その光と影ー

 

『維新前史』

(「安政の大獄」)-安政六年。

  大老、井伊直弼、水戸徳川家等を処分、処刑。

  「桜田門外の変」水戸浪士、大老斬殺。

  (「公武合体」)koujyokazunomiya

 十四代将軍、家茂、皇妹和宮殿下をお迎え。

 万延元年~文久元年。一時、小康状態。

(「攘夷決行」)-文久元年~元治元年。

前回、学習済。

(「第二次長州征伐」失敗)-慶応二年。

(「薩長等討幕盟約」ー慶応三年。

(「大政奉還」)    -慶応三年。

十月、将軍、慶喜「大政奉還」を許さる。

江戸幕府」の滅亡。

十二月、「王政復古の大號令」「納地」要求。

『維新の展開』

(「戊辰の役」の終結)-慶応四年~明治二年。

  「鳥羽・伏見の戦」ー正月。

    「江戸城、無血開城」ー四月。

  「会津藩」降伏ー九月。

  「函館・五稜郭」陥落ー明治二年五月。

(「版籍奉還」)ー明治二年六月。

  全国の大名から、領地領民を朝廷に還させる。

  藩主は、「知藩事」として支配を継続。

(「廃藩置県」)ー明治四年。

  「藩」を廃止して「県」を設置、知事を中央から任命。「幕藩体制」の終焉。

(「中央集権」政策)

  「五箇条の御誓文」を発布ー慶応四年三月。gokajyonogoseimon

 江戸を「東京」と改称ー慶応四年七月。

 明治改元、「一世一元の制」ー明治元年。

「東京遷都」ー明治二年三月。

「新貨条例」ー明治四年。新貨幣制度、十進法。

「学制」制定。「太陽暦」採用ー明治五年。

 富岡製糸場の開業ー「官営工場」ー明治五年。

 鉄道仮開通ー品川、横浜間ー明治五年。

「国立銀行条例」ー金融制度の充実。-明治五年。

  「徴兵令」ー国民皆兵制度。-明治六年。

  「地租改正条例」ー安定的な税収の確保。明治六年。

 

『維新の中心勢力』 (「藩閥」勢力の支配)

 (薩摩)大久保利通、西郷隆盛、黒田清隆等。

 (長州)木戸孝允、伊藤博文、山県有朋等。

 (土佐)板垣退助、後藤象二郎、福岡孝弟等。

 (肥前)大隈重信、副島種臣等。

 (その他)井上毅(肥後)、由利公正(越前)等。

『維新の思想』

 (「復古維新」)

   尊皇攘夷、水戸学、国学、神道への回帰。

   「太政官」制度の復活。

 (「和魂洋才」)

   「五箇条の御誓文」ー天地ノ公道ニ基ツクヘシー

   「五榜の掲示」ー万国ノ公法ヲ以テ条約御履行ー

           五倫ノ道ヲ正シクスヘキ事ー

 (「尊皇攘夷」)

   「元寇」「神皇正統記」以来の國體観念。

『維新への反発』

 (旧幕府勢力)

   東北、甲信越等への差別的対応に対して。

 (「不平士族の乱」)

   「四民平等」ー身分制度廃止ーへの反発。

          武士の特権が喪失。実力行使。

   「佐賀の乱」ー「江藤新平」中心。斬首。

   「秋月・神風連の乱」白刃で斬込む。「萩の乱」

   「西南の役」ー西郷隆盛、反欧化の中心。自刃。

 (「地租改正」「徴兵令」等の反対農民一揆)

    重税(地価の三分)に反対、後に二・五分。

    「血税一揆」も発生。江戸時代回帰願望も。

幕末・明治 美人セレクション

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幕末・明治 美人セレクション

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 第二部

【昨今の国内外情勢】

「ウクライナの危機」

 

 

 

『歴史に於ける個人の影響力』

(アレクサンドロス大王の東征)

  東西文化の融合。「ヘレニズム文化」発生。

  (ナポレオンの欧州制覇)

  フランス革命理念の拡張、伝播。現代にも影響。

  (ムハンマッドのアラビア統一)

  現代に続くイスラームの世界的影響の創造。

  (チンギス・ハーンの征服)

  ユーラシア大陸全体に影響。「黄禍論」

『国際政治は「作用」対「反作用」』

(国際関係は相互作用)

「普通の国」相互では、一方的な攻撃も、一方的な防御も有り得ない。双方に利害発生。

(「やられっぱなし」は現下、偽日本だけ)

反捕鯨海賊数名にさえ追いかけ回されている。

(ウクライナも国家内外の作用・反作用で推移)

但し、国内は多種多様、雑多な構成で複雑。

 

『ウクライナ情勢当面の筋書』

(決定権を持つのは「プーチン」)puchin

核兵器保有大国ロシアに周辺諸国は、勝てない。

米国も軍事行動は採れない。

(「プーチン」の筋書)

ロシア帝国再興への飽くなき願望、夢想。

当面は、クリミア併合、ウクライナ東部支配。

(反作用をいなし乍ら着々と実利を獲得)

十七日ジュネーブ四者会談での虚構。時間稼ぎ。

『ウクライナ危機の影響』

(ウクライナの存亡)

当面、「連邦国家」へ分断。

(ロシア周辺諸国への動向)

次は「エストニア危機」

(EU、NATO諸国への影響)

EUは動力源を握られているが、ロシアも原油、天然ガス等の資源を売らないと、困窮する。

(米国の威信低下)

中途半端な「経済制裁」のみ。

(日本への影響)

何回、騙されたら解かるのか。

ロシアに深入りは禁物。プーチンは危険人物。

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