第三十二回 「日露戦役とアジアの独立運動」

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田植え学習 in 見沼

毎月第二土曜日 午後1時30分より
枚方市民会館に於いて
長谷川 潤 先生による「歴史講座」が
開催されています。

 

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平成26年6月14日 第32回講座

第一部 「日露戦役とアジアの独立運動」

ー欧米帝国主義へのアジアの挑戦ー

 

 

【「帝国主義」の時代】

ー「弱肉強食」「自由競争」の原則ー

(「帝国主義」の定義)

「大航海時代」ーポルトガル、スペイン中心。

略奪的、宗教拡大的侵略。

「重商主義」ーオランダ、フランス、英国等。

宗教よりも商業的「利潤追求」。

「帝国主義」ー原材料、燃料の供給先。

工業製品の販売先、市場確保。

余剰、不要人員の植民先。

(「弱肉強食」の上に成立する「国際法」)

「グロチウス(オランダ)」の発案。

だが、「力は正義なり」(ナポレオン)
現在も基本的には、同様。「核防条約」等々。

(「欧州大戦」直前の世界)-帝国主義の花盛りー

「大英帝国」(U・Kでは無くB・E)shokuminchi
United KingdomではなくBritish Empire

インド、カナダ、豪州、南アフリカ、
東アフリカ、マレー、ミャンマー等々。

「フランス」

北・西アフリカ、マダガスカル、
インドシナ半島等。

「ドイツ帝国」

カメルーン、西南アフリカ、太平洋諸島等。

「ロシア帝国」

シベリア、中央アジア、沿海州等。

「米国」

フィリピン、キューバ、ハワイ等。

【東亜を巡る日露の対立】

ー「東進・南下政策」はロシア歴年の習性ー

(ロシアの絶え間ない対外侵略)

「モンゴル帝国」からの独立(室町時代)
「東進」(北、西、南には強国有り)
「南下」(不凍港=海外侵略起点を求めて)

(「ウラディ・ボストーク」建設の意味)

「東方(日本等)征服」の拠点。(万延元年)

朝鮮半島への足掛かり。旅順よりも南方。

(我国に執って「朝鮮半島」の地政学的意義)

「日清戦役」勃発の原因。

朝鮮半島は日本侵略の基地、根拠地と成る。

【日露開戦・苦戦・大勝利】

ー「尚武の國」即「アジアの精神」の勝利ー

(「北清事変」)

「義和(挙教)団の乱」ー北京を包囲ー
「北京議定書」ー清が各国に駐兵権を承認ー

ロシアの満州占領、支配

(「日英同盟」)-共通の敵たるロシアに対してー

英国ー「光栄ある孤立政策」を放棄。
日本ー世界最大、最強の「後ろ盾」を獲得。

(「大韓帝国」の去就)

「事大主義」弱い日本よりも強いロシアに従う。

皇帝はロシア公使館に居住、執務。

 

(開戦、激闘、大勝利)

「対露宣戦布告」(明治三十七年二月)
「旅順攻防戦」 (同、八月より師走迄)
「奉天会戦」  (同、三十八年三月十日)
「日本海大海戦」(同、    五月二十七日)
「日露講和条約」調印(同、  九月五日)

(「日露講和条約」通称「ポーツマス条約」)

「領土」ー「南樺太」のみ。以前の日本領土。
「権利」ー「大韓帝国」への「優越権」獲得。

遼東半島の租借権。東清鉄道南部の経営権。沿海州等の漁業権。

「賠償金」ー全く無し。「日比谷焼き討ち事件」

昭和十年近く迄、借金返済が続く。

(「日露戦役」の位置付け)

我国の国際的地位の向上。アジアの盟主。
所謂「近代戦」の第一弾。

新兵器の登場、国家総力戦、国際謀略戦等。「欧州大戦」の現形。

非欧米植民地の独立運動に希望を与える。

【「日本を見習え」のうねり】

ーアジア諸地域に於ける対欧米独立運動の激化ー

(清)

「漢民族」の反満、排満独立運動の昂揚。

「孫文」等の活躍。日本への留学生急増。

(インド)

「国民会議派」の反英独立運動の高まり。
「ネルー」「ガンジー」「ボース」「タゴール」

(トルコ)

「青年トルコ党」の民族覚醒活動。

後のケマル・パシャ(アタチュルク)を生む。

 

第二部 昨今の国内外情勢

 

【所謂「集団的自衛権」論争に見る「偽日本」の不毛】

 

 

 

(原点に帰れ)

自称「日本国憲法」、実体「反日占領基本法」。
「戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、-中略ー永久にこれを放棄」
「戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

(主権放棄・外患誘致条項)。

この「世界の非常識」「異常(自称)憲法」が存在する限り、不毛有害の論争は続く。

(「朝日新聞」に見る「反日原理主義」別紙参照。

「反日無罪」=「不偏不党」「公正中立」無視。

【「為し崩し廃憲」「成り行き廃憲」の予感】

(国際緊張、国際対立が「日憲」の化けの皮を剥す)

「自衛隊」は、「日憲」「自衛隊法」を守って日本国民を見殺しに出来るのか。

(不義、不正、不法、不道徳の「日憲」自然消滅)

現実の国際的脅威と民族生存の願望故に。

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乃木 希典

乃木に対する世界的賞賛

『ニーヴァ』誌に掲載された乃木の挿絵

旅順攻囲戦は日露戦争における最激戦であったから、乃木は日露戦争を
代表する将軍と評価され、その武功のみならず、降伏したロシア兵に対
する寛大な処置もまた賞賛の対象となり、特に水師営の会見におけるス
テッセリの処遇については、世界的に評価された。乃木に対しては世界
各国から書簡が寄せられ、敵国ロシアの『ニーヴァ』誌ですら、乃木を
英雄的に描いた挿絵を掲載した。また、子供の名前や発足した会の名称
に乃木や乃木が占領した旅順(アルツール)の名をもらう例が世界的に
頻発した。

加えて乃木に対しては、ドイツ帝国、フランス、チリ、ルーマニア及び
イギリスの各国王室または政府から各種勲章が授与された。

 

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