第三十九回 「『大東亜戦争』開戦」

「大東亜戦争」開戦

ーヤルタ三巨頭の対日謀略ー

 

開戦の詔勅 

天佑ヲ保有シ萬世一系ノ皇祚ヲ踐メル大日本帝國天皇ハ昭ニ忠誠勇武ナル汝有衆ニ示ス

朕茲ニ米國及英國ニ対シテ戰ヲ宣ス朕カ陸海將兵ハ全力ヲ奮テ交戰ニ從事シ朕カ百僚有司ハ

勵精職務ヲ奉行シ朕カ衆庶ハ各々其ノ本分ヲ盡シ億兆一心國家ノ總力ヲ擧ケテ征戰ノ目的ヲ

達成スルニ遺算ナカラムコトヲ期セヨ

抑々東亞ノ安定ヲ確保シ以テ世界ノ平和ニ寄與スルハ丕顕ナル皇祖考丕承ナル皇考ノ作述セル

遠猷ニシテ朕カ拳々措カサル所而シテ列國トノ交誼ヲ篤クシ萬邦共榮ノ樂ヲ偕ニスルハ之亦

帝國カ常ニ國交ノ要義ト爲ス所ナリ

今ヤ不幸ニシテ米英両國ト釁端ヲ開クニ至ル洵ニ已ムヲ得サルモノアリ豈朕カ志ナラムヤ

(我国の意に沿わぬ開戦)

中華民國政府曩ニ帝國ノ眞意ヲ解セス濫ニ事ヲ構ヘテ東亞ノ平和ヲ攪亂シ遂ニ帝國ヲシテ干戈

ヲ執ルニ至ラシメ茲ニ四年有餘ヲ經タリ(「支那事変」)

幸ニ國民政府更新スルアリ帝國ハ之ト善隣ノ誼ヲ結ヒ相提携スルニ至レルモ慶ニ殘存スル政

權ハ米英ノ庇蔭ヲ恃ミテ(蒋介石肇慶政権)

兄弟尚未タ牆ニ相鬩クヲ悛メス米英両國ハ殘存政權ヲ支援シテ東亞ノ禍亂ヲ助長シ平和ノ美名

ニ匿レテ東洋制覇ノ非望ヲ逞ウセムトス(米国の東洋侵出行動)

剰ヘ與國ヲ誘ヒ帝國ノ周邊ニ於テ武備ヲ增強(「ABCD包囲網」)シテ我ニ挑戰シ更ニ帝國

ノ平和的通商ニ有ラユル妨害ヲ與ヘ遂ニ經濟斷交ヲ敢テシ帝國ノ生存ニ重大ナル脅威ヲ加フ

(対日石油等の禁輸)

朕ハ政府ヲシテ事態ヲ平和ノ裡ニ囘復シメムトシ隠忍久シキニ彌リタルモ彼ハ毫モ交讓ノ精

神ナク(長期に渡る日米交渉)

徒ニ時局ノ解決ヲ遷延セシメテ此ノ間却ツテ益々經濟上軍事上ノ脅威ヲ增大シ以テ我ヲ屈從セ

シメムトス(「ハル・ノート」実質対日宣戦)

斯ノ如クニシテ推移セムカ東亞安定ニ關スル帝國積年ノ努力ハ悉ク水泡ニ帰シ帝國ノ存立亦正

ニ危殆ニ瀕セリ事既ニ此ニ至ル帝國ハ今ヤ自存自衞ノ爲蹶然起ツテ(大東亜戦争の戦争目的)

一切ノ障礙ヲ破碎スルノ外ナキナリ

皇祖皇宗ノ神靈上ニ在リ朕ハ汝有衆ノ忠誠勇武ニ信倚シ祖宗ノ遺業ヲ恢弘シ速ニ禍根ヲ芟除シテ

東亞永遠ノ平和ヲ確立シ以テ帝國ノ光榮ヲ保全セムコトヲ期ス

  御 名 御 璽

   平成十六年十二月八日

青字は長谷川先生による注釈

kaisen

 

開戦前後の国際環境

≪[欧州情勢≫

「ナツィス」の勃興と拡大。ミュンヘン会談。
「スペイン内戦」での「枢軸側」の勝利。
「独蘇不可侵条約」と「第二次大戦」の勃発。
ドイツの対フランス戦、勝利と支配。

 

abcd≪東亜情勢≫

「支那事変」の長期化と日本の「戦時体制」
「米英蘭支(重慶)」の「ABCD包囲陣」

≪米国の「逆モンロー主義化」≫

「モンロー主義」ー欧州と米州の相互不干渉。
欧州情勢の変化に、米国が反独介入を志向。

≪蘇連の「一国社会主義」≫

世界同時「共産主義革命」輸出の路線変更。
「人民戦線」方式に依る資本主義国の自壊促進。

「日米戦」への「戦争圧力」

≪ドイツに敗北寸前の「チャーチル」英首相≫

昭和十五年、夏、英国は欧州で完全に孤立。
米国の援助無くては、敗北不可避。
「日米戦」から「独米戦」へ。三国同盟の悪用。

≪ドイツの侵攻を予期して居た「スターリン」≫

スターリンの独裁権力確立。「血の粛清」
「スペイン内戦」の敗北と「独蘇不可侵条約」
ナツィス・ドイツとの「ポーランド分割」
日独両国からの挟撃を避ける為に日米戦が必要。

≪「欧州大戦」に介入したい「ローズベルト」≫

「ワスプ」本家の英国の危機。欧州介入の欲望。
「日本に最初の一発を撃たせる」謀略。
だが、ドイツは挑発に乗らず、反戦運動も活発。

≪米英の援助を必要条件とする「蒋介石」≫

「重慶地方政権」の悲哀。
「時間」は敵。「南京親日政権」の基盤強化。
「米国」或いは「蘇連」の対日戦争の必要。

≪米国の対英国援助を分散したい「ヒトラー」≫

米国の戦争挑発に乗らなかったヒトラー。
「実質参戦」の米国との全面戦争を想定。
「日米開戦」直後に、対米宣戦布告。
「日米戦」で欧州への米国の資源配分が減少。

我国の国際的対応

≪「支那事変」収拾への目算が迷走≫

「近衛声明」ー「国民政府を對手とせず」
二つの「国民党政権」への対応に悩む。
南京政権を支持して、重慶政権打倒を目指す。
数多くの「和平工作」は難航。

≪「北進政策」の放棄と「南進政策」の行き詰まり≫

我国陸軍の基本政策は、「対蘇戦争」に有り。
「独蘇不可侵条約」に依るドイツの裏切り
「松岡外交」に依る「日蘇中立条約」締結。
「北進論」の減退と「南進論」の台頭。
「ABCD」諸国の反発と警戒。敵対行動。

≪欧米情勢への認識不足≫

「条約は破られる為に有るもの」との常識を日本は知らずに、「日米交渉」や
「日蘇中立条約」「汪兆銘政権」等々に拘束され、振回された。
国際社会では「誠実」は「有害」。

反日諸国に依る対日圧力、攻撃

≪蘇連からの軍事圧力≫

「極東」蘇連軍の増強。
「張鼓峰事件」、「ノモンハン事件」十四年。
「中共」「日共」「ゾルゲ」等の悪用謀略。

≪米英等からの軍事、政治、経済圧力≫

「重慶政権」への援助。「援蒋ルート」遮断の必要から、我国は「南進」採用へ。
「重慶」には米国空軍が「義勇隊」で参戦。
「日米通商航海条約」廃棄通告ー昭和十四年。
「日米交渉」ー昭和十五年十二月から約一年間。
「日本資産凍結」ー昭和十六年七月。
「対日石油等禁輸」ー昭和十六年十月

≪「ハル・ノート」に拠る実質宣戦布告≫

「満州国」「親日国民政府」の解体と、日本の大陸からの「軍」「警察」の撤退を要求。
即、歴史を「日露戦役」以前に戻せと要求。
不可能な要求に対して、「死中に活を求めて」開戦を決定。「座して死を待つ」よりも。

ハル・ノートとは

ハル・ノートを書いたハリー・D・ホワイト財務長官補佐

ハル・ノートを書いたハリー・D・ホワイト財務長官補佐

日本軍の支那、仏印からの撤退を迫り
満州国の日本人の財産を否定するような要求
即ち「日本人は生存に値せず」と言っているような
ものでした。

東郷外相は次のように語っています。

「目もくらむばかりの失望に撃たれた」
「日本がかくまで日米交渉の成立に努力したにも拘らず、
アメリカはハル・ノートのごとき最後通牒を送って、
わが方を挑発し、さらに武力的弾圧をも加えんとする以上
自衛のため戦う外ないとするに意見一致した」。

「大東亜戦争」の目的

≪我国の「戦争目的」≫

「我國の自存自衛」ー開戦の詔書。
「東亜の植民地解放」ーパリ講和会議以来。

≪敵国の「戦争目的」≫

「ファシズムとの戦い」ー建前だけ。
「共産主義・蘇連」と「資本主義・米国」が、

共通の敵に対して「野合」しただけ。
共通の敵たる「ドイツ」「日本」が敗北すれば、忽ち「冷戦」を開始。
「第二次世界大戦」は、「ヒトラー」「ローズベルト」「スターリン」三人の野望の
産物とも言える。
日本は捲き込まれ、引き摺り込まれた「被害者」とも考えられる。

kaisen

第三十八回 「支那事変と国家総動員」

平成二十六年霜月八日 講師 長谷川潤先生

第一部 「支那事変」と「国家総動員」

ー中共に嵌められた日支両国ー

当時の朝日による刊行物に付けられた宣伝文 「第一線で活躍する我が勇敢なる将士の辛苦を偲び感謝するために!」

当時の朝日による刊行物に付けられた宣伝文
「第一線で活躍する我が勇敢なる将士の辛苦を偲び感謝するために!銃後の御家庭に是非各冊を取り揃へてお備へ下さい」

 

 

「支那事変」に至る国内外情勢

≪我國、国内情勢≫

「金融恐慌」「世界恐慌」「農村恐慌」の不況。
「政党」「財閥」の腐敗への国民の不信、不満と、「軍部」「革新官僚」への期待、
台頭。
「満州事変」成功と経済好況の到来。大陸雄飛。

≪東亜情勢の変化≫

「蘇連」の所謂「極東」での軍備増強。
「中華民国」の名目的な「統一」ー昭和三年ー
「満州国」の成立ー昭和七年ーと日本経済圏入。
「防共」「対蘇防衛」目的に日本の北支進出。
「中華民国」で「排日」「反日」「侮日」活動。

≪欧州情勢の急変≫

「ナツィス・ドイツ」の成立ー昭和八年ーと、
ドイツの再軍備ー昭和十年ー、経済成長。
「スペイン内戦」ー昭和十一~十四年枢軸勝利。

≪蘇連の経済成長と勢力拡張謀略≫

「五ヶ年計画」に依る経済発展ー昭和三年より。
「スターリン」の独裁恐怖政治と軍備増強。
「コミンテルン」を悪用した資本主義国の分断。

≪米国政治経済の路線変更≫

「ローズベルト」民主党政権の成立ー昭和八年。
「修正資本主義」の採用と対外侵出。アジア等。

「支那事変」の原因

≪「中華民国」「蒋介石」の過信と転向≫

「綏遠事件」関東軍指導の内蒙古軍が、国民党軍に敗北。-昭和十一年十一月。
「西安事件」「張学良」が「蒋介石」を拘束。「第二次国共合作」。中共の浸透。
「米国」「親米派」の反日工作。宋美齢等。

≪「蘇連」「中共」の謀略≫

「蘇連」の対日戦略。日中離間・取込みの策。
「中共」の根拠地防衛戦略。日中を交戦させる。

≪日本政府の対支那政策に一貫性が不足≫

「欧州」重視、「支那」軽視。「蒋介石」への対応にも問題。育成か打倒か。

「支那事変」の経過

ー昭和十二年七月勃発ー

 

 

≪「盧溝橋事件」の発生と「北支事変」≫

「盧溝橋」近辺での日中双方への銃撃。
「中共の特務」ー大学生中心ーの工作。 七月七日。
「北支事変」と命名(十一日)三個師団派兵決定。

≪「不拡大方針」と「通州事件」≫

「支那駐屯軍」「国民党第二十九軍」現地停戦。
「日本政府」「民国政府」共に「不拡大方針」。
「中共」の戦争挑発。日中両国交戦準備。
「郎坊事件」(二十五日)翌日「広安門事件」。
「通州事件」[二十九日)日本人を大虐殺。

日本政府、軍部共に膺懲を決定。

≪「第二次上海事変」の発生≫ー八月十三日ー

「大山大尉虐殺事件」(八月九日)
「国民党・第九集団軍」上海の日本租界を攻撃。
海軍陸戦隊四千名で防衛。応援の陸軍も苦戦。

≪「事変」終結の為の「南京戦」≫

「北支」での敵主力逃亡、膺懲、殲滅ならず。
「上海」での支那軍の強力な抵抗。
「上海」周辺の戦局好転と「民国」政権の戦意喪失、
和平交渉の為に、十一月五日「杭州湾敵前上陸」、十二月十三日「南京占領」。

≪ウソで固めた「南京大虐殺」≫

「南京大虐殺」ー「朝日新聞」の造語。
「民国、中共の定義」…「南京を占領した日本軍は、その後、二~三カ月に渡って、
家を観れば、家を燃やし、女性を視れば女性を犯し、財産を奪い、女子供中心に三十
万人もの非戦闘員を虐殺した。」
以上は総てウソ八百。

≪戦線の拡大≫

民国政府は「漢口」「重慶」へ逃亡。 地方政権。
重慶政権への援助経路遮断の為に南支広東占領。

「事変」の長期化と「国家総動員」

≪「国家総動員法」の成立≫ー昭和十三年四月

当初は、数ヶ月での事変終結を作戦、予定。
事変長期化で「国家総力戦」体制の必要。

≪「近衛声明」の影響≫ー昭和十三年一月

「爾後國民政府を對手とせず」。
漢口に臨時政府を置いた蒋介石は「面子」を失う。

≪「汪兆銘」の中華民国政府樹立≫

昭和十三年十二月「汪兆銘」重慶脱出。
翌年十月、「新支那建設声明」。
昭和十五年三月、新政府を樹立、南京に遷都。日本と連携。
「南京」と「重慶」に二つの「国民政府」。

 

こちらは、「南京大虐殺は捏造だった」から、引用させて頂きました。
http://www2.biglobe.ne.jp/remnant/nankingmj.htm

南京大虐殺の証拠」として使われたニセ写真
syashin1

アイリス・チャンの「ザ・レイプ・オブ・ナンキン」をはじめ、「南京大虐殺」
の証拠として幾度も使われてきた写真。しかし日本兵とされる男の服は立折り襟
で、これは193861日の軍服改正後のものだから、南京占領当時のものではな
い。また写真は彼らがいかにして殺されたか――虐殺か戦死かを語っていない。
また軍服を脱ぎ捨てた中国兵も多かった。

shashin2

 

 

日本陸軍の軍服(上は1938
6
1日以前。下は61日以後) 

 

 

 

 

 

shashin3
1937年秋にAP通信は、この写真を、日本兵が生身の中国人を銃剣の練習台にしている
ものとして報じた。アイリス・チャンの本でも、同種の写真が幾つか載っている。
しかし左の兵士は立折り襟で、当時の日本兵は誰も立折り襟ではなかったから、これは
日本兵ではない。19391月の米国「ローダウン誌」は、これはじつは中国共産兵が中
国人捕虜を苦しめている写真だとしている。

 

第二部 逆スタグフレーション論

 

 

≪「スタグフレーション」とは≫

「不況下の物価高」。昭和四十八年の「石油危機」以後の「狂乱物価」の時期に、
従来の経済学説では説明出来ない経済現象に付けられた造語。

≪従来の学説≫

「インフレーション(通貨膨張)」

通貨量増加ー物価騰貴ー好況(好景気)

「デフレーション(通貨収縮)」

通貨量減少ー物価下落ー不況(不景気)

≪「スタグフレーション」の原因≫

資本主義的「市場心理」(利潤追求)
「物不足」(買占め、売惜しみ)に依る価格高騰。

≪「逆スタグフレーション」の予感≫

「日銀、黒田バクチ打ち路線の危険性」

追加金融緩和について記者会見する黒田日銀総裁

追加金融緩和について記者会見する黒田日銀総裁

「好況下の物価安」の実情。統計は正価を基本。
中小生産者への打撃。所得格差の増大。
社会保障費の増大。
貯蓄の目減り(円安)。年金不安。

国債残高の推移

赤が内国債、青色が短期証券、青が借入金、水色が一時借入金。

赤が内国債、青色が短期証券、青が借入金、水色が一時借入金。

第三十七回 「辛亥革命と大陸情勢」

平成二十六年神無月十一日 講師 長谷川潤先生

第一部 「辛亥革命」と大陸情勢

ー我国の生命線たる満州、蒙古ー

「辛亥革命」

001

≪その原因≫

「漢民族主義」ー「滅満興漢」(太平天国の乱)
「日清戦役」の敗北
「欧米列強」の対清、侵略
「義和団事件(北清事変)」の影響
「清王朝」の混迷(西太后の支配等)

≪経過≫

「中国革命同盟会」設立(明治三十八年)
「起義」の続発、失敗。
「武昌起義」の成功(「新軍」中心)

≪我国との関係≫

日本政府は「清朝」を支持
「玄洋社」等、民間志士の活躍

≪結果≫

「中華民国」成立(明治四十五年)太陽暦一月
「孫文」が「臨時大総統」に就任、於、南京。
「宣統帝」即位、清王朝滅亡。

 

 

「軍閥割拠」の支那

≪「中央集権」の崩壊≫

「袁世凱」(大総統)の独裁政治、帝政失敗。
袁世凱死去。大正五年。
各地に「軍閥」が割拠。
北京を支配する者が、「中華民国政府」を自称。

≪「列強」の利権と支配≫

各地の軍閥と欧米列強が手を組み、鉄道、鉱山、銀行等を支配、
独自通貨も発行。

≪「中国国民党」の「北伐」と名目的な統一≫

「中国国民党」と改称(中華革命党から)大正十。
「廣東政府」成立。大統領、孫文。大正十年。
「黄埔軍官学校」設立。校長、蒋介石。大正十三。
「北伐」開始。大正十五年。
「北京」支配。昭和三年。一応は名目的に統一。

≪「中国共産党」の逃避行「長征」≫

「中国共産党」結成。大正十年。
「第一次国共合作」ー孫文ー大正十三年。
「上海反共クーデター」ー蒋介石。昭和二年。
「長征(大西遷」)ー実態は中共の逃避行。「延安」に逃げ込み、沈滞。昭和十一年。

005

「満蒙」は支那に非らず

≪「清王朝」の純化政策≫

「清王朝」での圧倒的多数は、「漢民族」。
「満州民族」の伝統を守る為に「弁髪」強制等。
「満州」への漢民族流入の禁止。満州は非中国。
「万里の長城」が漢民族と異民族の境界。
「宗社党事件」ー日本人も関係
「第一次宗社党事件」ー明治四十五年。
「第二次宗社党事件」ー大正五年、満蒙独立運動。

川島芳子

東洋のマタハリ
川島芳子

≪我国の特殊権益≫

「日露戦役」で国際的に認知。

「遼東半島」の租借権。「南満州鉄道」等の経営権。等々。

 「北京議定書」での北京への駐兵権。
「二十一ヶ条要求」の一部。後に返還。

≪黙可すべからざる「反日・排日」活動≫

「張学良」満州軍閥の「反日、日本敵視」政策。

「米国」と結託して、我国を締め出す動向。

「日本及び日本人」への個別的な攻撃の連続。

 

 

≪「満州事変」≫ー昭和六年。

「世界恐慌」の中で「満州・蒙古」は、我国に執っては「生命線」。
だが、政府は無策。
「関東軍」の独断専行で軍事行動。張学良を追放。
日本経済が急速に立ち直り、国民が期待と支持。

≪「満州国」建国≫ー昭和七年。

幼少期の溥儀

幼少期の溥儀

満州は、本来「満州民族」の居住地。
だが、清末より支那人が主として山東方面から移住。
人数で満州民族を圧倒。
「宣統帝・溥儀」を執政、後に「皇帝」に。
日本の影響下に「五族協和」の理想。
後に、蘇連も承認。「日産コンツェルン」進出。
「満州事変」以来の「十五年戦争」は反日虚構。

 

※柳条湖事件 1931(昭和六)年九月十八日

 新聞報道ー昭和六年九月十八日付「東京朝日新聞」

十八日午後十時半、北大営の西北において暴戻(ぼうれい)な支那兵が、満鉄線を
爆破し、わが守備兵を襲撃したので、わが守備隊は時を移さずこれに応戦し、大砲
をもって北大営の支那兵を襲撃し、北大営の一部を占領した。

(太平洋戦争前史)

 

 

第二部 所謂「従軍慰安婦」問題

無知に付け込む「反日勢力」

ー基本的な歴史的事実を認識すべしー

≪「公娼制度」の存在≫

昭和三十一年公布の「売春防止法」迄、売春は生業の一種で有り、
合法的職業で遇った。
全国各都市に「色街」「遊郭」が在り、道徳的には「醜業」と見做されては居たが、
社会の「必要悪」としての存在意義が有った。
「私娼」も各地に存在して居た。

≪戦地「慰安所」の実情≫

現地人との問題発生や性病伝染予防の為に、現地に業者が「慰安所」を開設、営業。
大部分は日本人女性だが、朝鮮人も増加。
戦地では搾取が無く、高額の対価(一回に付、一・五円~三円)を得られるので、
特に貧困の朝鮮系家庭にはよい収入源で有った。
「前借金」は一人、二百~千円とされる。

≪「問題」が捏造される迄は「問題」は無かった≫

所謂「戦後」四十年近く、「問題」は無し。

日本民族の名誉を賭けた有効な反撃を

ー先祖と子孫、そして我々自身の為にもー

≪「女性の人権」のウソを叩け≫

「朝日」の「問題摺り替え」を許すな。
「過去」の日本の公娼制度を非難するならば、何故「現在」のドイツ、
オランダのそれを否定しないのか。また、日本の売春の現状を調査、
報道、非難、追求しないのか。

≪すべての問題は、「反日体制」に始まる≫

「従軍慰安婦」も「南京大虐殺」も「強制連行」も、
全て「日本及び日本的なるもの」そして「日本人」を否定する為の
「反日」に由来。

 

ianhu右→
大東亜戦争末期にビルマ(現・ミャンマー)
中国の国境地帯で発見され、日系アメリ
カ軍兵
士から事情聴取を受ける朝鮮人売春
婦たち

彼女たちは兵隊の数十倍もの高額な給金で
「自
分の意志で売春婦をしていた」ことを
証言。自
由な買い物、日本軍の保護下で安
全が守られて
いたこと、兵隊たちとの恋愛
やピクニックを楽
しんだとも話している。

 

kankokubaisyunhu平成24年、「韓国国内の風俗店(※売春
関連)
で働く女性の数を、189万人と推定
した」と
韓国の新聞、朝鮮日報は報じてい
る。

(※20歳以上の韓国女性のおよそ10人に一
以上となる計算)
一般的に売春行為が密かに行なわれている
点を
考慮すると、実際の数はこれよりもは
るかに多
いと考えることができる。

第三十六回 「世界恐慌と昭和維新運動」

平成26年9月13日 講師 長谷川潤先生

第一部 「世界恐慌」と「昭和維新運動」

ー資本主義的社会問題とそれに対する反発ー

 

【世界恐慌=大恐慌】(昭和四年発生) 暗黒の木曜日

[原因]

≪当時の国際情勢≫

「ヴェルサイユ体制」(ドイツを危険視、差別)
「西欧の没落」(シュペングラー著)
「米国・蘇連」新興国の侵出、と各地民族主義。

≪「資本主義」の必然≫

「景気変動(循環)」ー「好況」「不況」の連続。
「不況」の深刻なものを「恐慌」と言う。

≪直接的な原因≫

「大量生産」方式に因る商品の過剰生産・在庫。
「欧州大戦」に因る財貨の減少と購買力低下。

[経過]

≪米国の株価、暴落≫ーウォール街(昭和四年)-

米国経済の「過剰在庫」に株式市場が反応。
「信用経済」の「信用」が喪失。資本主義の危機。
「恐慌」発生。「企業倒産」「失業者」急増。

≪米国の経済的無策≫ー「資本原理主義」ー

「見えざる手」を信頼。共和党(フーヴァー政権)
「倒産」「失業者」「購買力低下」「倒産」連鎖。
失業者数は、千万人を超過。

≪先進工業国の恐慌対策≫ー「ブロック経済」等ー

「英国」「仏国」ー「植民地、自治領」の利用。
「ドイツ」「イタリア」ー混乱が続く。
「日本」ー混乱が続くも「大陸」への活路有り。

≪蘇連経済の独自路線≫

外国は総て資本主義で経済的に孤立。無影響。
「五ヶ年計画」ー計画的、奴隷労働的経済体制。

001

[結果]

≪「持てる国」と「持たざる国」の対立≫

「持てる国」ー植民地や国内資源が豊富。

英国、仏国、米国、蘇連(若干異質)等。

「持たざる国」ー植民地や国内資源が乏しいー

ドイツ、イタリア、日本等。

≪国際緊張の高まり≫

「ヴェルサイユ体制」へのドイツ国民の不満。
「ナツィス政権」の成立(昭和八年)。復興開始。
周辺諸国との摩擦有るも巧妙なヒトラー外交。

≪思想的対立の激化≫

「自由主義」(「資本主義」「個人主義」)
「共産主義」(私有財産否定。無政府主義も)
「国家・民族主義」(ナツィス、ファシスト等)

≪米国と蘇連に拠るアジア侵出の強化≫

「ローズベルト政権」成立(昭和八年)

「ニュー・ディール政策」ー修正資本主義ー
販売市場を求めて、アジア侵出を決定。
英国、仏国の権益外の満州、北支を狙う。

「コミンテルン」悪用のスターリン謀略。

利用出来るものは、何でも悪用して権力維持。
資源獲得、生産拠点東遷へのシベリア開発。

【「昭和維新運動」】

[意義]

「明治維新」は、「和魂洋才」「四民平等」を欧って居たが、昭和の御代に入り、
日本的な要素が薄れて、財閥、重臣等、特権階級の華美な生活に反して、労働者、
貧農は困窮した。
其処で、国民生活を改善し、日本らしさを回復して、民族の独立と国家の尊厳、
國體を護ろうと青年将校、愛国者等が「維新」を呼号した。

[原因]

(経済的混乱)「金融恐慌」「世界恐慌」失業者。
(「農村恐慌」)対米生糸輸出の激減等。
(「政党政治」=「財閥」の腐敗)「金解禁問題」
(陸海軍「軍縮」への不満)対米英不平等。生活面。

002

[経過]

(「外圧」と政府の無策への国民の不満、反発)

「満州軍閥」と米国に拠る「排日運動」に対し、
「満蒙は日本の生命線」ー生命線思想ーの高揚。
「満州某重大事件」「満州事変」「五・一五事件」「満州国建国」等々、
関東軍の活躍。

(「軍部」「新官僚」への期待)

「重臣」「財閥」等は、欧米協調路線、外交。
国民の多くは、「軍部」「新官僚」に期待。

 

[結果]

(政治)大正期以来の「政党政治」は終幕。
(経済)大陸への進出が増加して回復、急成長。
(思想)「大陸雄飛」「國體明徴」、欧米と摩擦。
(外交)「国際連盟脱退」(昭和八年)。独自外交。

[「昭和維新運動」は「ファシズム」に非ず]

「戦後反日神話」の一つに「日本ファシズム論」mikamitaku

青年日本の歌

三 上 卓 作

一、泪羅の淵に波騷ぎ 巫山の雲は亂れ飛ぶ
溷濁の世に我立てば 羲憤に燃えて血潮湧く

二、權門上に驕れども 國を憂ふる誠なし
財閥富を誇れども 社稷を念ふ心なし

三、噫呼人榮え國亡ぶ 盲ひたる民世に踊る
治亂興亡夢に似て 世は一局の碁なりけり

四、昭和維新の春の空 正義に結ぶ益荒夫が
胸裏百萬兵足りて 散るや萬朶の櫻花

五、古びし死骸乘り越えて 雲瓢遥の身は一つ
國を憂ひて起つときに 益荒夫の歌無からめや

六、天の怒りか地の聲か そも只ならぬ響きあり
民永劫の眠りより 醒めよ日本の朝ぼらけ

七、見よ九天の雲は乘れ 四海の水は雄叫びて
革新の機到りぬと 吹くや日本の夕嵐

八、噫呼うらぶれし天地の 迷ひの道を人は行く
榮華を誇る塵の世に 誰が髙樓の眺めぞや

九、功名何か夢のあと 消えざるものはただ誠
人生意氣に感じては 成否を誰かあげ論らふ

十、やめよ離騷の一悲曲 悲歌慷慨の日は去りぬ
吾等が劍今こそは 廓清の血に踊るかな

昭和五年五月、佐世保軍港にて作る。
時に年齢二十四歳、海軍中尉。

 

003

 

第二部 最近の国内外情勢

朝日新聞「偽報」問題

 

≪「偽報」は「誤報」「虚報」に非ず≫

「誤報」ー「まちがったしらせ」(広辞苑より)
「虚報」ー「いつわりの知らせ」(同上)
「偽報」ー一定の目的を以て、意図的に創られた、事実と異なる報道。

(広辞苑に無し)

≪「朝日新聞」の視点、立脚点、価値観≫

「GHQ反日体制」の忠実な下僕。
「日本及び日本的なるもの」「日本及び日本人」を徹頭徹尾「否定」「糾弾」「弾劾」
する。
「過去」「現在」「未来」に渡って日本を断罪。

≪「朝日新聞」の主たる反日報道≫

「文革礼賛報道」
「南京大虐殺事件」捏造、創造。
「侵略・進出書換え、教科書問題」偽報宣伝。
「従軍慰安婦奴隷狩り報道」
「日本人拉致問題」の黙殺。
「河野・村山反日談話」を全面支持、肯定、宣伝、等々。
「反日」は「朝日」の体質。

※参考資料

本田勝一「中国の旅」 昭和47年 朝日新聞社発行

『梅さんの村でも婦女子が逃げてかくれたが、こうした「獣兵」の目から婦女子がどのよう
にかくれたかについては、南京市東方紅区人民公社新民大隊の女性社員、蔡周氏さん(60)
の体験がよく物語っている。

やはり1937年12月のある朝、南京郊外の蔡さんの農村にも十数人の日本兵が現れ、すべての
家に放火した。村人たちは掘立小屋やテントをたてたが、数日して再び日本軍が現れた。
蔡さんは夫とともに、家から50メートルほど離れたミゾにかくれた。新婚まもないころなの
で、子供はない。二人を見つけた日本兵は、夫のかぶっていた中折帽を銃剣の先で突き落し
た。夫はいつも帽子をかぶっているので、額に日焼けしない部分の跡が白く残っている。
「これは軍帽の跡だ」と日本兵は叫ぶと、直ちに銃剣で額を突きさした。失敗して、頭の皮
と骨の間を貫通し、皮がめくれた。兵隊は剣を抜くやいなや発砲した。夫は頭を撃ちぬかれて
即死した。

ミゾから逃げだした蔡さんは、50メートルほど走って貯水池で行きどまりになり、兵隊が追
いついた。銃剣で七回突きさし。気絶して倒れた蔡さんを、日本兵は死んだものと信じて
去ったらしい。気づいたとき、蔡さんは声も出ず、動く力もなかった。草につかまって起き
ようとすると、痛みはないが腹が変だ。綿入れの服のボタンをはずしてみると、かたまった
血とともに、腸が出ている。驚いて腸を腹に押し入れたが、また出る。三、四回こころみた
がだめなので、そのままボタンをはめた。

隣家の十一、二歳の少年が、掘立小屋の入口に立っているのが見えた。声が出ないので手で
合図した。走り寄ってきた少年は「まだ生きていたの?」と驚いたが、蔡さんが黙ってみせ
た腸に仰天して、近所の人びとを呼びに行った。彼女は防空壕に運びこまれた。この壕は日
本軍が侵入してくる前に、国民党軍が掘らせたものである。薬などないので、傷口に灰をつ
け、ぼろの上衣一枚を裂いてほうたいにした。

村人たちは、今後また「獣兵」が来たときのために、婦女子をどうすべきか考えた。集落の
近くに自然の淵があり、中に小さな島がある。ここにも防空壕があり、外からはわかりにく
い。女子供約20人は、ここにかくれて暮らすことにした。集落には50歳余りの男が一人残っ
た。木の大きなタライに食物をのせて、島まで100メートルほどの距離を、ときどき竹ざお
で漕いで往復した。

10日ほどすると、20人余りの日本兵がまた村へ来た。集落に残っていた男に、兵隊は「花姑
娘(ホア・クーニャン=若い娘)を捜してこい」とおどした。黙っていた彼は、水を腹にい
っぱい注入されたりして拷問の末、殺された。

何日か後、蔡さんは村から宝塔橋難民区へ治療に出かけ。健康な人ならこんな恐ろしい出
歩きはしないが、彼女はこのままだとどうせ死ぬと思って、意を決して行った。その途中、
道ばたに中国人五、六人がひざまずいて並ばせられ、うしろに十数人の日本兵がいた。蔡さ
んの眼前で、この日本兵たちによって中国人の列は銃殺された。

さらに「一号門」(一号倉庫の門)まで行くと、日本兵が通行人の身分証明書検査をしてい
た。持っていない者は全裸にさせられる。蔡さんが通りかかったときは、男女二人が全裸
され、レンガを両手に持って高くささげ、互いに向かい合って立たされていた。難民区では
医者が見つからず、お金がなければ薬さえどうにもならなかったので、蔡さんは何も得ると
ころがなく引返した。あの「一号門」をまた通ると、さっきの男女は殺されて、血の中に倒
れてい

また何日かして、難民区に医者が来たという噂をきいた。再び彼女は行ってみたが、噂は嘘
だった。帰る途中、ある池のそばに、農家が堆肥を作るため掘った穴があった。十数人の日
本軍が、この穴の中へ五、六人の農民を生き埋めにしていた。蔡さんは、これまでに見たど
んな惨劇よりも、この生き埋めを恐ろしく感じた。杖を二本ついて歩いていたが、身ぶるい
しながら懸命に早く歩いて帰った。

gidosyasin2

「穴を自分で掘らせ、生き埋めにしている日本軍」とされる画像に、不自然に後ろを向く人物が

gizousyasin

貼り合せの偽造写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからまもないある日、日本軍の司令部は「兵隊には今後婦女暴行を厳禁したから、年頃
の娘も安心して家に帰るように」といった意味の“おふれ”を流した。蔡さんの村でも、こ
れをきいて池の中の島からみんな帰宅した。ところが、またも現れた十数人の日本兵たちは、
蔡さんの近所の「王」氏の娘(17)、「李」氏の娘(19)、「温」氏の娘(21)と、三人を
さらい連れ去った。三人の娘たちは、それっきり消息がない。大勢の「獣兵」に強姦された
末、殺されたとみられている。

最後に蔡さんは、語調を強めて言ったー「私はもともと安徽省(南京の西)の出身ですが、
両親は乞食でした。親子で乞食をしながら南京の近くへ来て、私はある人に売られたので
す。みじめな日々でした。解放後、私も徹底的に立上がりました。私たちこそが国の主人公
になったんです日本軍国主義の過去の犯罪は、決して忘れません。その復活に対しては、
日本の人民と手を組んで、徹底的に戦うでしょう」』

 

以下は「小さな自然、その他いろいろ」のブログ主からお借りした
元朝日新聞社記者、横川省三氏に関する記述をご紹介します。

http://blog.goo.ne.jp/ginga7788/e/b89ec64e76ca648159bfd6b336968cb0

国のため あだなす仇は くだくとも  いつくしむべき ことな忘 れそ

と、明治天皇は詠まれたが、慈徳は、一旦緩急あるときは義烈と燃え、己が死しても周囲
を活かすこと、次のとおりである。

義和団事件を口実に条約を無視して満州に兵を入れ、露骨に朝鮮までを伺う形勢のロシア
と戦ったのが日露戦争であったが、その開戦(明治三十七年二月)の日、北京から、日本
の民間志士による特別任務班五組が、満蒙めざして出発した。
シベリアからウラジオストクに伸びるロシアの兵站線、東清鉄道の鉄橋を爆破し、ロシア
軍の後方を撹乱するのがその任務だった。その一班の中に、横川省三(写真左)、沖禎介
(写真右、胸像)がいた。

吹雪舞う、満目蕭条(しょうじょう)たる満蒙の曠原(こうげん)をラバと馬と徒歩とで
継ぎ進むこと四十余日、四百里(千五百キロ)、ようやく嫩江(のんこう)の近くまでた
どりついた時、ロシア兵に捕まり、ハルピンの軍司令部に送られた。押収された機材物品
から、橋梁爆破の計画はもはや蔽うべくもなかった。
急ごしらえの軍事裁判での尋問・答弁である。

  

裁: 被告の軍における階級、位階、勲等は?

横川: 軍人ではなく、無位無冠の一日本男子である。

裁: 軍人でない者が、この様な行為をなすとは思わぬが。

横川: 日本国民の一人として国を思わぬ者はない。軍籍ではないが、日本人すべ
て天皇陛下の赤子である。忠義をつくすのが、日本人の道である。

沖にも訊問がおこなわれた。

裁: 指揮者の姓名は?

沖: 生命にかえても、申しあげられません。

裁: それを告白するなら、刑を減じてやるが、どうか。

沖: われらは日本人である。武運つたなく捕らえられたからには、もとより死は
覚悟。死を賭しても国を守る覚悟でいる者が、どうして刑死を恐れましょうや。

もちろん両人は、日本に不利となる証言は何一つしなかった。それのみか、自分た
ちのような決死隊が何百組と潜入しているやにほのめかしたから、ロシア側の動揺
はかくせなかった。絞首刑をひるがえして銃殺刑に決定されたのは、両士の態度に
畏敬の念さえおぼえた司令部側が”軍人”としての名誉をおもんぱかったからであ
る。

刑死に臨んで横川は、郷里盛岡に残した二人の遺児に手紙を書いた。

「此の手紙と共に北京の支那銀行手形にて五百両(テール)を送る。井上敬次郎、
・・・・・・等の諸君と相談の上、金に換ゆるの工夫をなすべし」

妻なきあと、二人の遺児を預けている某家の貧困を思い、金を送ってやろうと思い
立ったのである。が、待てよ、と横川は考えた。五百両(テール)は特別任務用の
公金である。そこで、こう書き換えた。

「・・・・・・五百両を送らんと欲したれども、総て露国の赤十字社に寄付したり

寄付の申し出を受けたハルピン衛戍司令官ドウタン大佐は、「二人のお嬢さんに送
ってさしあげなさい」と親切に慰留したが、横川は、はっきりと言い切った。

「ご厚志は忝いが、日本国においては、祖国のために一命を捨てたものの遺族に対
して、天皇陛下も軍もわが同胞も、決してお見捨てになることなく、特別の礼をも
って待遇してくれます。よってそのご心配はいりません」

沖も同じように所持金の五百両(テール)をロシア赤十字社へ寄付し、

「ロシア傷病兵の役に立ててください」と申し出た。

「言いのこすことは、ないか」と尋ねられたとき、沖は紙と鉛筆を求めて両親へ訣
別の遺書をしたためた。その端正な書体は一字の乱れもなく、その沈着さにドウタ
ン大佐は思わずうなった。沖は、肥前・平戸の生まれ、鎌倉の禅刹でいささか心胆
を練った人である。

刑場はハルピンの東北にある小高い丘の上。諸外国の新聞記者と観戦武官が、かた
ずをのんで見守った。二十四人の射撃兵に”うてー”の命令を下す執行官シモーノ
フ大尉は、情を込めた声で、こう言ったものだ、

「愛をもって撃つのだ!」

「天皇陛下万歳!!」「大日本帝国万歳!!」 二人は力限りに叫んだ。銃口一閃
・・・・・・

ときに明治三十七年四月二十一日、満州の赤い夕陽が残雪に映える午後の五時三十
分。

横川省三 四十歳、沖禎介はわずかに二十九歳の生涯であった。明治天皇は、両士
刑死の日付を以て勲五等と金子を授け賜わった。東京・音羽の護国寺に建つ、他の
同士四人合せての【六烈士の碑】の文字「烈々の武士(もののふ)邦家の英(はな
ぶさ)なり」は、シベリア単騎横断で有名な福島安正将軍の撰文という。(田中正
明『アジアの曙』)よ
り要約

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第三十四回 「欧州大戦と国際連盟」

平成26年8月9日 講師 長谷川潤先生

第一部 「欧州大戦」と「国際連盟」

ー四大帝国の滅亡と国際的新勢力の現出ー

 

 

「帝国主義」の矛盾

≪「帝国主義」とは≫

我国の「幕末」から「明治」に掛けて「産業革命」に成功した「欧米列強」が、
強大な軍事力を背景に、「資源」と「市場」を求めて、全世界を侵略する歴史潮流と
その価値観。当時は肯定的に欧米で支持、主張されていた。

≪帝国主義の領域的限界≫

「明治時代」末期には、中南米諸国を除いて、略、全世界が事実上、欧米列強の支配
下に服属。領域拡大には、他の列強から奪う他無し。

≪「先発侵略国」と「後発侵略国」≫産業革命進度。

「先発国」ー英国、フランス、米国等。
「後発国」ードイツ、イタリア、ロシア、日本。

≪英独両国の「三C政策」と「三B政策」の対立≫

「三C」英国の制海権確保戦略。3c
カイローケープタウンーカルカッタ。インド洋
を囲い込む。

3b「三B」独逸の鉄道利用に拠るアジア侵出戦略。
ベルリンービザンチウムーバグダッド。

 

 

 

≪「三国協商」と「三国同盟」の対立≫

「協商」ー露=仏。露=英。英、仏、露三国。
「同盟」ー独=伊。独=墺。独、墺、伊三国。独=土(トルコ)も同盟。

大戦の勃発

≪「汎ゲルマン主義」と「汎スラブ」主義≫

「汎ゲルマン主義」(「全ドイツ主義」)ー「三B」等の、主として統一ドイツの東方
侵出。

「汎スラブ主義」ー独、墺、土三帝国に支配されて居るスラブ諸民族の独立、連携を目
指す。

≪「サラエボ事件」で矛盾の爆発≫

大正三(西暦1914)年、墺領サラエボで、セルビアの民族主義者が、オーストリア
の皇太子同妃両殿下を暗殺。
オーストリア、対セルビア宣戦。ロシア対オーストリア宣戦。ドイツ対ロシア宣戦。
英仏対独墺宣戦。大戦の勃発。

≪「短期戦」から「長期戦」へ≫

大部分の国家が短期戦を予測、帝室、王室の連携。独皇帝と英国王とは従兄弟関係。
国民世論は好戦的、戦意高揚、長期戦へ。

≪「国家総力戦」≫

「勝利」を獲得する為に、国家の資源を総動員し、総力を挙げて国民一丸と成り、
戦争遂行に邁進する戦時体制。

≪「新兵器」の登場≫

「勝つ為には手段を選ばぬ」欧米物質文明。
大量連続射撃=機関銃。遠距離攻撃=長距離砲。塹壕内部への攻撃=毒ガス。鉄条
網突破=戦車。敵奥地攻撃=航空機爆撃。潜水艦。

 

本邦と「欧州大戦」

≪「日英同盟」と東亜の混乱≫

「協商」側に立って参戦。山東半島、独領南洋群島を占領。地中海に駆逐艦隊を派遣。
清、露両帝国滅亡後の混乱する東亜に覇権を確立。

≪「大戦景気」と「成金」の横行≫

「欧州大戦」(極端な消耗戦)の特別需要。
欧州以外の工業国は、日米両国のみ。成金発生。
「文化」の流行ー文化住宅、文化包丁等々。

≪我國の国際的地位の上昇≫

「国際連盟」の「常任理事国」と成る。
「樺太」から「赤道」迄、領域、勢力圏の拡大。

「国際連盟」と「ヴェルサイユ体制」

≪「ヴェルサイユ(対独講和)条約」≫

「パリ講和会議」(大正八年)
「ヴェルサイユ条約」ー徹底的なドイツ苛め
(領域)ドイツは、全植民地を放棄させられ、国土の一割を周辺諸国に割譲。
(賠償金)天文学的な巨額、
(軍備制限)空軍、潜水艦保有の禁止。海軍制限。国防軍兵力十万人迄。

≪四大帝国の滅亡≫

「ロシア帝国」ー「ロシア革命」で滅亡。
「ドイツ帝国」ー「大戦」末期の革命で皇帝亡命。
「オーストリア帝国」ー「大戦」敗戦で共和制に。
「トルコ帝国」ー「大戦」後も欧州の侵略を受け、「内戦」が続き、共和国に。

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当時の中学生用の教科書地図
朝鮮半島・台湾・千島・樺太・南洋群島は日本の領土だった

≪戦勝国、就中、英仏優位の「国際連盟」設立≫

「国際連盟」中心の新秩序「ヴェルサイユ体制」
「民族自決」は、東・北欧の新独立国のみ。
「人種平等案」(我國提案)は否決された。
米国非加盟。蘇連、ドイツは加盟不許可。
設立十数年は「国際協調」が継続。

≪「大戦」の余震としての「二次大戦」≫

極端な「ドイツ苛め」への反動が二次を呼ぶ。
「蘇連」の狡猾な工作と、「米国」の欧州介入。

 

 

 

 

 

第二部 「反日朝日の自己批判」

 

以下は2014年8月5日付 朝日新聞の記事ですが
長谷川先生が赤ペンで注釈をつけて下さっています。

慰安婦問題の本質 直視を

編集担当 杉浦 信之

日韓関係はかつてないほど冷え込んでいます。混迷の色を濃くしている理由の一つが、
慰安婦問題をめぐる両国の溝です。

この問題は1990年代初めにクローズアップされ、元慰安婦が名乗り出たのをきっかけに
→所謂「慰安婦」「性奴隷」の「きっかけ」は、「朝日」の執拗な反日新聞報
道である。
議論や研究が進みました。戦争の時代に、軍の関与の下でアジア各地に慰安所が作られ、
女性の尊厳と名誉が深く傷つけられ
→公娼制度の下での単なる商行為に過ぎない。
た実態が次第明らかになりました。

それから20年余、日本軍の関与を認めて謝罪した「河野談話」の見直しなどの動きが韓国内
の反発を招いています。韓国側も、日本政府がこれまで示してきた反省やおわびの気持ちを
受け入れず、かたくなな態度を崩そうとしません。

慰安婦問題が政治問題化する中で、安倍政権は河野談話の作成過程を検証し、報告書を6月
に発表しました。一部の論壇やネット上には、「慰安婦問題は朝日新聞の捏造だ」という
いわれなき批判が起きています。
→「反日諸悪の根源」たる「朝日」が「いわれなき」の一言で、過去の反日犯罪
一切を消去、不問に伏せるとでも思って居るのか。図々しいにも程が有る。
しかも、元慰安婦の記事を書いた元朝日新聞記者が名指しで中傷される事態になっています。
uemuratakasi→万死、億死に相当する民族の裏切り者
極刑を。
読者の皆様からは「本当か」「なぜ反論しない」
と問い合わせが寄せられるようにな
りました。

私たちは慰安婦問題の報道を振り返り、今日と
明日の紙面で特集します。読者への説明責任を
果たすことが、未来に向けた新たな議論を始め
る一歩となると考えるからです。
97年3月にも慰安婦問題の特集をしましたが、
→十七年間も民族を裏切り、国民を誹謗
し続け、
全世界の人民に、「日本人、即、拉致、誘拐、強姦魔」の心象を強要し
て来た「朝日」
の罪業は極めて重い。
その後の研究の成果も踏まえて論点を整理しました。

慰安婦問題に光が当たり初めた90年代初め、研究は進んでいませんでした。私たちは元慰安
婦の証言や少ない資料をもとに記事を書き続けました。そうして報じた記事の一部に、事実
関係の誤りがあったことがわかりました。問題の全体像がわからない段階で起きた誤りです
が、裏付け取材が不十分だった点は反省します。
→朝日初めての事実・真実報道
似たような誤りは当時、国内の他のメディアや韓国メディアの記事にもありました。
→ボクちゃんだけじゃ無い。みんな、やってたもん⊂(^ω^)⊃ セフセフ!?

こうした一部の不正確な報道が、慰安婦問題の理解を混乱させている、との指摘もあります。
しかし、そのことを理由とした「慰安婦問題は捏造」という主張や「元慰安婦に謝る理由は
ない」といった議論には決して同意できません。
→公娼制度の下で、職業として自主的に肉体を提供して対価を得ていた「慰安
婦」には、
国民としての自由が保障され、特に需給の関係で、戦地では日本軍
将兵の弱みに付
込んで法外な価格を設定して、将兵から搾取して居た。
「被害者」は日本軍将兵の方で存る。

被害者を「売春婦」などとおとしめることで
→戦地の「女郎屋」の「女郎」が「売春婦」以外の何なのだ。
自国の名誉を守ろうとする一部の論調が、日韓両国のナショナリズムを刺激し、問題をこじらせ
る原因を作っているからです。見たくない過去から目を背け、感情的対立をあおる内向きの言論
が広がっていることを危惧します。
→この一文は、朝日にそのまま与えよう。即時訂正謝罪せよ。

戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはできません。
慰安婦として自由を奪われ、女性としての尊厳を踏みにじられたことが問題の本質なのです。
→日本及び日本軍の「被害者」が無くなったら困ります。「反日報道商品」こ
そ、朝日のドル箱だから。

90年代、ボスニア紛争での民兵による強姦事件に国際社会の注目が集まりました。
戦時下での女性に対する性暴力
→公娼制度下の「売春婦」と戦時下の「性犯罪」は無関係
どう考えるかということは、今では国際的に女性の人権問題という文脈でとらえられています。
慰安婦問題はこうした今日的なテーマにもつながるのです。

 

 

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≪追い詰められた「反日朝日」≫

「事実」を知れば、皆、朝日を弾劾、糾弾する。

≪「ウソ付き朝日」のウソの上塗り≫

「反日ウソ」を「女性の人権問題」に摺り替え。

≪「謝罪」も「処罰」も「賠償」も無し≫

「反省」と一部「記事を取り消し」で居直る。

≪「朝日」以下の「反日メディア」を粉砕せよ≫

日頃、他者の過誤や犯罪を徹底的に非難、攻撃して居る反日勢力は、
自らの反日犯罪を謝れ。

中共、韓国、米国等の反日虚構宣伝に学べ

≪「ウソも百回言えば本当」の反日宣伝を許すな≫

≪「反日撲滅積極外交」の勧め≫

2014年4月21日 朝日新聞の入社式

もしもこんな入社式があったら・・

 

 

 

 

第三十三回 「大東亜戦争未だ終わらず」

平成26年7月12日 第33回講座

今回は特別編として難波市民学習センターocat2
(OCAT)に場所を移し、第二部では、日頃
護国活動に尽力されている諸先生方をお招き
しての座談会も開催され、内容の濃いものと
なりました。

会場には衆議院議員三宅博氏をはじめ、多数
の愛国者の方々の御出席を得て
今、日本人として何を為すべきか、正しい歴
史を踏まえてその上に立つ我々がどうあるべ
きかを改めて問い直し、背中を押された自分
がいました。

第一部 「大東亜戦争未だ終わらず」

ー日本民族滅亡の危機は続くー

長谷川先生が書き下ろされた本日の講演要旨

本日、陽暦七月十二日は、昭和十一年に「二・二六事件」の青年将校が処刑された
日で存り、その二年後に、我國に対する威力偵察を蘇連軍が満蘇国境で仕掛けて来
た「張鼓峰」事件勃発の日でも有ります。
当時、欧州では、スペイン内戦が枢軸国側の勝利を予感させ、二次大戦勃発の気運
が高まりつつ有り、支那大陸では、「支那事変ー戦争ではないー」が継続して居り
ました。

正に、国家存亡の危機に在りました。
然し、現下の「偽日本」よりは、遥かに安定、安心、充足の国民生活が存在して居
ました。
現実の生活が逼迫、困窮しては居ても、日本民族が滅亡する可能性は、殆ど皆無で
有りました。国民皆が、正しい「國語」を使用し、「國史」に学び、「教育勅語」
で有るべき国民道徳を身に着け、悠久の民族精神の中に、永遠の精神的生命を保障
されて居たので有ります。過去、現在、未来の時空を超越して、日本民族が存在す
る限り、我々日本人は、個人の肉体が摩耗、消失する事が在っても、民族の中に、
その精神的生命を遡及、或は継続する事が出来るのです。即ち、吾等日本人は、民
族存続を前提として、永遠の生命を授与されて居るので有ります。

然有りながら、現下の「偽日本」社会を直視した時、これを「日本」と認識出来ま
しょうか。
「民族」を民族足らしめる基本は「言語」で存り、我國の場合「國語」で有ります。
神代、万葉の古から現在に至る迄、日本民族共有、共通の言語で存った「國語」は
現在大いに乱れ、外来語が氾濫し、就中醜悪な「米英語」「和製英語」の洪水は、
清澄純粋な我國語を汚染汚濁汚辱し続けて居ります。
固有の言語や歴史を喪失されれば、その言語や歴史的価値観に拠って意志、感性等
を共有、共生して来たその民族は死滅します。
つまり、現在の「非日日本」は、日本民族滅亡の危機に直面して居ります。
昭和十年代や、同二十年の「終戦」直後よりも、遥かに危険な民族存亡の危機に瀕
して居るので在ります。

この民族的危機は、偶然に成行き的に発生したものでは無く、飽く迄も日本民族の
精神文化的絶滅を目的に設定された「GHQ反日体制」に因る極めて長期的な「反
日・非日・脱日洗脳工作」の結果で有ります。
占領軍が直接統治を行なえば、誰も信用せずに反発するだけですが、有無を言わせ
ずに洗脳した日本人に「日本及び日本的なるもの」を否定、排除させ、最終的には
日本民族の精神文化的絶滅を図る。それが、我國を敵視して占領した反日連合国の
目的でした。

狡猾な反日占領政策、謀略に因って、「日本国鉄」は「JR」に「農協」は「JA」
に「専売公社」は「JT」に等々、光輝有る「日本」は、卑しい米国の保護国、隷
属国たる「ジャパン」に貶められ、自らの奴隷根性で、伝統有る民間企業の社名も
横文字や片仮名に改悪、改称され、最早「日本」「大日本」「亜西亜」「東亜」「
明治」等の日本的会社名は、殆ど壊滅してしまいました。

反日連合国の意図、作戦は見事に成功したかにも観えます。
然し「神州は不滅」です。三千年の「國史」の存在は、低劣醜悪な「反日体制」よ
りも、遥かに強力です。「日本人拉致問題」「尖閣諸島問題」「東日本大震災」等
々で、日本人は覚醒しつつ有ります。「欧米物質文明」に対決する精神文化闘争た
る大東亜戦争の意義を今こそ再確認しましょう。

【長谷川潤先生の横顔】

gionmaturi昭和二十二年十一月十日生。現在六十六歳。
福岡県出身。京都府八幡市在住。
同志社大学文学部、昭和四十七年卒業。
民間会社二年余勤務後、大阪府公立中学校にて、社会科を
教える。

日教組の反日教育是正に尽力。雑誌『正論』、テレビ朝日
「朝まで生テレビ」「サンデー・プロジェクト」、NHK
「ことばとテレビ」などで教育問題に提言を行なってきた。
退官後は、各地の講演会を通じ、教育再生への啓蒙活動。
また、皇国再興・皇軍再建を心に誓い、愛国維新國體護持
運動に挺身中。

著書に『学校の常識』、『中学生亡国論』他。

※参加の皆さんへ推薦書物
・「神皇正統記」、「古事記」、「史記」(支那の民族性
を知る為)

所謂「従軍慰安婦=性奴隷」の大ウソ

[所謂戦後四十年以上も経って創られた反日神話]

韓国=中共=北鮮=米国、「反日枢軸」
日本軍将兵は強姦魔で殺人鬼。全くウソ出鱈目。

[「偽日本政府」も共犯]

「日韓基本条約で解決済」解決とは問題を前提。
「女性基金で償い済」償うとは悪事を認める。

[「反日無罪」「愛国有罪」]

「日本人拉致、誘拐事件」犯人は処罰されたか。
「在特会事件」在朝から公園を取戻すのが犯罪。

「四面米歌(米化)」を聞く

[「この国」は「日本」なのか、「ジャパン」か]

世間に溢れる低級劣悪な米国文化、歌謡、言語。
「日本及び日本的なるもの」は何処に消された。

[「民族」の根幹は「言語」]

人類は、必ず何処かの「民族」に属する。
「地球人」「地球市民」等は存在し得ない。
「エスペラント語」を知って居ますか。

[「國語」「國民精神」の喪失こそ民族の滅亡]

「民族」を滅ぼすには「國語」「國史」「國民道徳」を弾圧、抑圧、禁止
するのが常套手段。

[「GHQ反日占領体制」の完成]

「日本及び日本的なるもの」の否定、絶滅。
「反日洗脳」を受けた「日本人=日狂素・反日メディア等々」を悪用。
「以夷制夷」の戦略。

「大東亜戦争」の世界史的意義

[「ローズベルト」と「チャーチル」の謀略]

昭和十六年。欧州で「英国」は孤立無援。
米国国内では「反戦運動」が強く、参戦不可。
「日本」を追い詰めて米英に「最初の一発」を撃たせて、同盟国のドイツ攻
撃の口実作り。

[「東亜文化圏」と「西欧米文明圏」の相克]

「東亜精神文化」ー自らの精神を高める「道」。
「欧米文明」ー自らの心身の物質的、本能的な欲求の充足を追求する。
「東亜」は自然と共存、「欧米」は自然を征服。

[「独立自衛自存」の為の「大東亜戦争」]

開戦の「詔書」の歴史的意義
嘉永六年の「黒船来航」以来の植民地化の危機。
再度、米英、蘇連等の欧米列強が我國を脅かす。

[「滅私奉公」、亜西亜の解放]

欧米列強に支配され、虐げられて居たアジアの諸民族を解放、独立させる為
の「聖戦」
日本一國が、三百万人以上の死者を蒙り、アジアの独立に貢献した。
正に「滅私奉公」。
一部「反日諸国」を除いて、大部分の非欧米諸民族は我「日本」及び「皇軍
」に感謝。

[「大東亜戦争」の勝敗]

戦争には「戦争目的」が有り、勝てば目的達成。
「自存自衛」ー遺憾ながら、軍事的に敗北。
「アジアの解放、独立」ー見事に達成、勝利。

[「大東亜戦争」の継承で「日本民族」は実在す]

現在、「米国化」で日本社会は腐敗、混乱。
米国大衆文化の問題点と「価値観」を否定する論理、正当性は、過去の
「真正日本」に在り。
日本民族の特性。「清く正しく美しく雄々しく逞しく優しく自然と共に
在る」性格の復活を。

「二次大戦」以後の世界

[米蘇両国に拠る世界二分割支配]

同じ穴のムジナが世界の大部分を支配。
「ヤルタ・ポツダム体制」虐殺国同士の冷戦。
蘇連ー「満州・シベリア大虐殺」
米国ー「東京・広島・長崎等々の大虐殺」。
「反日連合国」は、「加害者」で有って「被害者」では無く、
我「日本」は「被害者」で有って「加害者」では無い。
だが「反日洗脳狂育」で日本人に「加害者意識」を強要、定植した。

[「第三世界」の登場)]

「大東亜戦争」での世界史的な勝利が、非欧米植民地諸国の独立を生んだ。
日本の國産み。
米蘇両国世界分割支配の「冷戦」の下で、我國が全世界に提示した「非欧米」
「反欧米」の精神が、世界各地に伝播、拡散した。

[所謂「冷戦」の終幕と「世界戦国時代」の到来]

米蘇両支配大国の衰亡、滅亡。
米国は、昭和五十年迄のヴェトナム侵略失敗で、国力や道義的価値観を低下、
社会の混乱を招き、蘇連、中共の対外侵出に怯えた。
蘇連は、米国の国際的地位の低下を悪用して、軍備を増強させ、伝統的な
「南下政策」で、「アフガニスタン」を侵略。十年後に失敗。
軍拡に伴う財政の過剰負担と、アフガン侵略失敗で生じた社会的混乱から
「蘇連邦崩壊」。
米国に、世界単独支配の実力は無く、世界は「戦国時代」に移行。現在に至
る。

[所謂「新興国」の台頭]

疑似「西欧米文明」の拡散と自然破壊の激増
「世界西欧米化」に起因する資本主義的毒素の蔓延。
「利潤追求」と言う最大、最終目的の為には、人間的、自然的価値の破壊を
平然と大規模に促進する。

典型的悪例たる「中共」の場合。「思想・発想」の転換。「鄧小平」路線。
事実上の(悪き)資本主義導入。
日本からの「政府開発援助(ODA)」を悪用。
日本の高度技術、経営管理技法や人材等々の盗窃、略取、国内奴隷的労働力
搾取に拠る低廉価輸出での外貨獲得。獲得外貨の海外投資。資本利得の追求。
「中共」崩壊に備え、海外への資産逃避。国内の環境問題には全く無関心。
「大気汚染」「土壌汚染」「水質汚濁」「砂漠化」「二酸化炭素垂流し」

滅亡に瀕する日本民族、人類を救済する為の「大東亜戦争」

[日本民族の敵、人類の敵に対する正義の闘争]

[西欧米物質文明に依る人類滅亡を防止する理念]

[人類・世界救済の起点としての日本民族の覚醒]

第二部 「座談会」

登壇者の方々の横顔紹介 (年齢順)

葛目 浩一 氏

昭和十一年十月二日、東京都杉並区生まれ、kuzumesensei
七十七歳。
日本大学法学部を卒業後、機械関係の専門
商社で営業を担当。
退職後の平成十五年四月から「新聞アイデ
ンティティ」を一人で発行。
現在発行部数は無料配布分を含めて、六千
部。
いまの自分の生き方に大きく影響したもの
は、「少年期に受けた、終戦後の教師など大人たちの掌を返したような変貌に対する
衝撃と不信感、中高時代の新聞部活動から
培った新聞への想いを実現したい。」

【愛読書・推薦書物】
一、高橋 史郎 著/致知出版社

『日本が二度と立ち上がれないように、アメリカが占領期に行ったこと』

二、山際 澄夫 著/WAC

『すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」』

【課 題】
歴史認識戦争に勝つには日本人は如何にあるべきか。

吉村 伊平 氏

昭和二十年三月三日生まれ。大阪府大阪市yoshimurasensei
出身、六十九歳。住吉区に在住。
早稲田大学卒業。幽顕塾々生。
堺商工会議所、市内特定郵便局に勤める
現在は、「大和心のつどひ」を主宰。
また、大東亜戦争顕彰関西実行委員会にたずさわる。

【愛読書・推薦書物】
一、西郷隆盛 著『西郷南州遺訓』
二、勝 海舟 著『氷川清話』

【課題】
日本の将来と人類の大平和

南木 隆治 氏

昭和二十八年十月十五日生まれ。大阪市出身、minakisensei
六十歳。松原市在住。
大阪府立住吉高等学校、和歌山大学経済学部
産業工学科卒業。
大手薬品会社勤務後、大阪府立高等学校教諭。
三年前に退任。
現在は、情報提供と意見交換のサイトである
「南木倶楽部全国」の主宰者。
保守系各種団体等の顧問を務める。

【愛読書・推薦書物】
一、岡 潔 著『日本のこころ』
二、マルコ・ポーロ『東方見聞録(マルコポーロの大冒険』
三、スウェン・ヘディン『中央アジア探検記』

【課 題】
朝鮮半島情勢
中華人民共和国一党独裁の終わる日

谷田川 惣 氏

昭和四十七年七月四日生まれ。京都府久御山町tanitagawasensei
出身。四十二歳。京都市北区在住。
立命館大学法学部卒業。出版社編集次長、フリ
ーランスライターを経て、現在は、出版社編集
長のかたわら評論家として著述業にもたずさわ
る。

【愛読書・推薦書物】
一、中村 粢 著『大東亜戦争への道』
二、竹田 恒泰 著『旧皇族が語る天皇の歴史』
三、中川 八洋 著『正統の哲学 異端の思想』

【課 題】
皇室典範の改正
憲法改正

 

開戦の詔書(しょうしょ) (昭和16年12月8日)天佑(てんゆう)ヲ保有シ万世一系ノ皇祚(こうそ)()メル大日本帝国天皇ハ(あきらか)ニ忠誠勇武ナル汝有衆(ゆうしゅう)ニ示ス。

(ここ)ニ米国(および)英国ニ対シテ(たたかい)ヲ宣ス。

朕ガ陸海将兵ハ全力ヲ(ふるっ)テ交戦ニ従事シ、朕ガ百僚有司(ひゃくりょうゆうし)励精(れいせい)職務ヲ奉行(ほうこう)シ、朕ガ衆庶(しゅうしょ)ハ各々其ノ本分ヲ尽シ、億兆一心(いっしん)国家ノ総力ヲ挙ゲテ征戦ノ目的ヲ達成スルニ遺算(いさん)ナカラムコトヲ()セヨ。

抑々(そもそも)東亜ノ安定ヲ確保シ以テ世界ノ平和ニ寄与スルハ、丕顕(ひけん)ナル皇祖考(こうそこう)、丕承(ひしょう)ナル皇考(こうこう)作述(さくじゅつ)セル遠猷(えんゆう)ニシテ、朕ガ拳々(けんけん)()カザル所。

(しこう)シテ列国トノ交誼(こうぎ)(あつ)クシ、万邦共栄ノ(たのしみ)(とも)ニスルハ、之亦(これまた)帝国ガ常ニ国交ノ要義ト為ス所ナリ。

今ヤ不幸ニシテ米英両国ト釁端(きんたん)ヲ開クニ至ル。(まこと)()ムヲ得ザルモノアリ。(あに)朕ガ志ナラムヤ。

中華民国政府(さき)ニ帝国ノ真意ヲ解セズ、(みだり)ニ事ヲ構ヘテ東亜ノ平和ヲ撹乱(かくらん)シ、(つい)ニ帝国ヲシテ干戈(かんか)()ルニ至ラシメ、(ここ)ニ四年有余(ゆうよ)()タリ。

(さいわい)ニ国民政府更新スルアリ。帝国ハ(これ)ト善隣ノ(よしみ)ヲ結ビ(あい)提携スルニ至レルモ、重慶ニ残存スル政権ハ、米英ノ庇蔭(ひいん)(たの)ミテ、兄弟(けいてい)(なお)(いま)(かき)相鬩(あいせめ)クヲ(あらた)メズ。

米英両国ハ、残存政権ヲ支援シテ東亜ノ禍乱(からん)ヲ助長シ、平和ノ美名ニ(かく)レテ東洋制覇ノ非望ヲ(たくまし)ウセムトス。

(あまつさ)ヘ与国ヲ(いざな)ヒ、帝国ノ周辺ニ於テ武備ヲ増強シテ我ニ挑戦シ、更ニ帝国ノ平和的通商ニ()ラユル妨害ヲ与ヘ、遂ニ経済断交ヲ(あえ)テシ、帝国ノ生存ニ重大ナル脅威ヲ加フ。

朕ハ政府ヲシテ事態ヲ平和ノ(うち)ニ回復セシメムトシ、隠忍久シキニ(わた)リタルモ、彼ハ(ごう)交譲(こうじょう)ノ精神ナク、(いたずら)ニ時局ノ解決ヲ遷延(せんえん)セシメテ、此ノ(かん)(かえ)ッテ益々経済上軍事上ノ脅威ヲ増大シ、以テ我ヲ屈従セシメムトス。

(かく)ノ如クニシテ推移セムカ、東亜安定ニ関スル帝国積年ノ努力ハ(ことごと)ク水泡ニ帰シ、帝国ノ存立、(また)(まさ)危殆(きたい)(ひん)セリ。

事既(ことすで)ニ此ニ至ル。帝国ハ今ヤ自存自衛ノ為、蹶然(けつぜん)()ッテ一切ノ障礙(しょうがい)破碎(はさい)スルノ(ほか)ナキナリ。

皇祖(こうそ)皇宗(こうそう)ノ神霊、(かみ)ニ在リ。

朕ハ汝有衆(ゆうしゅう)ノ忠誠勇武ニ信倚(しんい)シ、祖宗(そそう)ノ遺業ヲ恢弘(かいこう)シ、(すみやか)ニ禍根ヲ芟除(さんじょ)シテ、東亜永遠ノ平和ヲ確立シ、以テ帝国ノ光栄ヲ保全セムコトヲ期ス。

御名御璽

◆天祐: 天の助け
◆皇祚を践む: 天皇の位につく
◆昭に: はっきりと
◆有衆: 国民
◆百僚有司: もろもろの役人
◆励精: 精を出してはげむこと。精励
◆奉行する: 命令を受けて行う
◆衆庶: もろもろの人
◆遺算: 見込みちがい。誤算
◆丕顕: 大いにあきらかなこと
◆皇祖考: 天皇の亡祖父。ここでは明治天皇
◆丕承: 大いに受け継ぐこと
◆皇考: 天皇の亡父。ここでは大正天皇
◆作述する: 新たに創作したり、先人の業績を受け継いだりすること
◆遠猷: 遠い将来までのはかりごと
◆拳々措カザル: 常に心にもち続ける
◆而して: そうであるから
◆交誼: 交際
◆釁端を開く: 争いを始める
◆豈: どうして
◆曩に: 先に。かつて
◆干戈: たてとほこ→武器
◆庇蔭: ひさしのかげ→かばうこと
◆牆に相鬩く: 仲間内で争う
◆剰え: それだけでなく
◆与国: 同盟国
◆毫も: いささかも
◆交譲: 互いに譲りあうこと
◆徒に: むだに。意味もなく
◆時局: その時の社会の状態
◆推移セムカ: 推移したならば
◆危殆に瀕する: 危険な状態に陥る
◆蹶然: 決然。覚悟を決めて
◆皇祖皇宗: 天照大神に始まる天皇歴代の祖先
◆信倚する: 信頼する
◆祖宗: 先祖代々の君主
◆恢弘する: 事業などを大きくしておしひろめる
◆芟除する: 除き去る


ここでは、当時の原文を忠実に再現することよりも、戦後の教育を受けた世代にとって読みやすくなるよう、以下のような変更を加えました。

1. 文章に句読点を挿入しました。
2. カタカナ書体に濁点をつけました。
3. 旧漢字を新漢字に変更しました。

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自衛隊さんありがとう

自衛隊さんありがとう

第三十二回 「日露戦役とアジアの独立運動」

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田植え学習 in 見沼

毎月第二土曜日 午後1時30分より
枚方市民会館に於いて
長谷川 潤 先生による「歴史講座」が
開催されています。

 

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平成26年6月14日 第32回講座

第一部 「日露戦役とアジアの独立運動」

ー欧米帝国主義へのアジアの挑戦ー

 

 

【「帝国主義」の時代】

ー「弱肉強食」「自由競争」の原則ー

(「帝国主義」の定義)

「大航海時代」ーポルトガル、スペイン中心。

略奪的、宗教拡大的侵略。

「重商主義」ーオランダ、フランス、英国等。

宗教よりも商業的「利潤追求」。

「帝国主義」ー原材料、燃料の供給先。

工業製品の販売先、市場確保。

余剰、不要人員の植民先。

(「弱肉強食」の上に成立する「国際法」)

「グロチウス(オランダ)」の発案。

だが、「力は正義なり」(ナポレオン)
現在も基本的には、同様。「核防条約」等々。

(「欧州大戦」直前の世界)-帝国主義の花盛りー

「大英帝国」(U・Kでは無くB・E)shokuminchi
United KingdomではなくBritish Empire

インド、カナダ、豪州、南アフリカ、
東アフリカ、マレー、ミャンマー等々。

「フランス」

北・西アフリカ、マダガスカル、
インドシナ半島等。

「ドイツ帝国」

カメルーン、西南アフリカ、太平洋諸島等。

「ロシア帝国」

シベリア、中央アジア、沿海州等。

「米国」

フィリピン、キューバ、ハワイ等。

【東亜を巡る日露の対立】

ー「東進・南下政策」はロシア歴年の習性ー

(ロシアの絶え間ない対外侵略)

「モンゴル帝国」からの独立(室町時代)
「東進」(北、西、南には強国有り)
「南下」(不凍港=海外侵略起点を求めて)

(「ウラディ・ボストーク」建設の意味)

「東方(日本等)征服」の拠点。(万延元年)

朝鮮半島への足掛かり。旅順よりも南方。

(我国に執って「朝鮮半島」の地政学的意義)

「日清戦役」勃発の原因。

朝鮮半島は日本侵略の基地、根拠地と成る。

【日露開戦・苦戦・大勝利】

ー「尚武の國」即「アジアの精神」の勝利ー

(「北清事変」)

「義和(挙教)団の乱」ー北京を包囲ー
「北京議定書」ー清が各国に駐兵権を承認ー

ロシアの満州占領、支配

(「日英同盟」)-共通の敵たるロシアに対してー

英国ー「光栄ある孤立政策」を放棄。
日本ー世界最大、最強の「後ろ盾」を獲得。

(「大韓帝国」の去就)

「事大主義」弱い日本よりも強いロシアに従う。

皇帝はロシア公使館に居住、執務。

 

(開戦、激闘、大勝利)

「対露宣戦布告」(明治三十七年二月)
「旅順攻防戦」 (同、八月より師走迄)
「奉天会戦」  (同、三十八年三月十日)
「日本海大海戦」(同、    五月二十七日)
「日露講和条約」調印(同、  九月五日)

(「日露講和条約」通称「ポーツマス条約」)

「領土」ー「南樺太」のみ。以前の日本領土。
「権利」ー「大韓帝国」への「優越権」獲得。

遼東半島の租借権。東清鉄道南部の経営権。沿海州等の漁業権。

「賠償金」ー全く無し。「日比谷焼き討ち事件」

昭和十年近く迄、借金返済が続く。

(「日露戦役」の位置付け)

我国の国際的地位の向上。アジアの盟主。
所謂「近代戦」の第一弾。

新兵器の登場、国家総力戦、国際謀略戦等。「欧州大戦」の現形。

非欧米植民地の独立運動に希望を与える。

【「日本を見習え」のうねり】

ーアジア諸地域に於ける対欧米独立運動の激化ー

(清)

「漢民族」の反満、排満独立運動の昂揚。

「孫文」等の活躍。日本への留学生急増。

(インド)

「国民会議派」の反英独立運動の高まり。
「ネルー」「ガンジー」「ボース」「タゴール」

(トルコ)

「青年トルコ党」の民族覚醒活動。

後のケマル・パシャ(アタチュルク)を生む。

 

第二部 昨今の国内外情勢

 

【所謂「集団的自衛権」論争に見る「偽日本」の不毛】

 

 

 

(原点に帰れ)

自称「日本国憲法」、実体「反日占領基本法」。
「戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、-中略ー永久にこれを放棄」
「戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

(主権放棄・外患誘致条項)。

この「世界の非常識」「異常(自称)憲法」が存在する限り、不毛有害の論争は続く。

(「朝日新聞」に見る「反日原理主義」別紙参照。

「反日無罪」=「不偏不党」「公正中立」無視。

【「為し崩し廃憲」「成り行き廃憲」の予感】

(国際緊張、国際対立が「日憲」の化けの皮を剥す)

「自衛隊」は、「日憲」「自衛隊法」を守って日本国民を見殺しに出来るのか。

(不義、不正、不法、不道徳の「日憲」自然消滅)

現実の国際的脅威と民族生存の願望故に。

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乃木 希典

乃木に対する世界的賞賛

『ニーヴァ』誌に掲載された乃木の挿絵

旅順攻囲戦は日露戦争における最激戦であったから、乃木は日露戦争を
代表する将軍と評価され、その武功のみならず、降伏したロシア兵に対
する寛大な処置もまた賞賛の対象となり、特に水師営の会見におけるス
テッセリの処遇については、世界的に評価された。乃木に対しては世界
各国から書簡が寄せられ、敵国ロシアの『ニーヴァ』誌ですら、乃木を
英雄的に描いた挿絵を掲載した。また、子供の名前や発足した会の名称
に乃木や乃木が占領した旅順(アルツール)の名をもらう例が世界的に
頻発した。

加えて乃木に対しては、ドイツ帝国、フランス、チリ、ルーマニア及び
イギリスの各国王室または政府から各種勲章が授与された。

 

第三十一回 「朝鮮問題と日清戦役」

毎月第二土曜日 午後1時30分より
枚方市民会館に於いて
長谷川 潤 先生による「歴史講座」が開催されています。

 

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平成26年5月10日 第31回講座

第一部

「朝鮮問題と日清戦役」

 -現代に続く歴史的意義ー

 

『「中央集権体制」の確立』

(「不平士族の乱」から「自由民権運動」へ)

「西南の役」で反政府武力蜂起は放棄。

「藩閥専制」に対しては「民権」を主張。

「外圧」に対しては「国権」を主張。

(「立憲政体」への移行)

「愛国社」の再興(明治十一年)

「国会期成同盟」の設立。(同十三年)

「国会開設の勅諭」(同十四年)

「内閣制度」の制定。(同十八年)

「大日本帝国憲法」「皇室典範」発布(同二十二年)

「第一回衆議院総選挙」(同二十三年)

(欧米文物、制度の導入)

「憲法」ープロイセンを参考。形式的に君主権を強化するも、君主独裁は無し。

「民法」ーフランスを参考にして日本式解釈も。

「行政」ー英国流の「内閣制度」を導入。

「教育」ー米国の影響大。だが「教育勅語」も。

「地方自治」ードイツの制度を参考。

『明治政府の外交』

(最大目標)欧米列強の植民地に成らない事。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「富国強兵」政策に依る「自存自衛」体制確立。

(領土の確定)

「千島・樺太交換条約」(明治八年)

「小笠原諸島」の領有宣言(明治九年)

「琉球処分」ー沖縄県の設置。琉球王国滅亡。(明治十二年)

(「不平等条約」の改正、即、真の独立)

「治外法権(領事裁判制度)」の撤廃。(明治三十二年)

「ノルマントン号事件」(明治十九年)

「関税自主権」の回復。(明治四十四年)

(「朝鮮問題」の解消)

「李氏朝鮮」は「清朝」に服属、臣従、朝貢。

 欧米列強に依る我國侵略の拠点、根拠地。

 我國は、朝鮮の独立自存を希望し、朝鮮国内でも「金玉均」等の「独立党」が
応じた。

『「日清戦役」』

 (原因)朝鮮への支配力、影響力を巡る日清両国の対立。ロシア、英国等も関心有り。

「壬午事変」(明治十五年)閔氏が清国に接近。

「甲申事変」(明治十七年)金玉均対日亡命。

「天津条約」ー日清撤兵。(明治十八年)

(経過)

「東学党の乱」ー全羅道で全奉準等、暴動。日清両国派兵、衝突。東学党の乱

「陸軍」ー平壌、旅順、威海衛等を占領。

「海軍」ー豊島沖海戦、黄海海戦に勝利。
清国、和平を請い降伏。

(結果)

「日清講和(下関)条約」締結。

 伊藤博文、李鴻章(北洋軍閥)

 清が朝鮮の独立を承認。賠償金、二億両(銀、三億円)

 遼東半島、台湾等を日本に割譲。四市を日本に開港。

 我國がアジア最強の国家に成長。地位向上。

(影響)

「三国干渉」

 ロシアが中心と成って、独、仏と協同し、日本から「遼東半島」を清国へ返させる。

 二年後、ロシアが清国から同半島を「租借」

 我國に根深い「反露」感情が定着。

「日露戦争」の遠因。「臥薪嘗胆」合言葉。

「眠れる獅子」から「眠れる豚」へ。

 清王朝の弱体振りが全世界に露呈さる。

 欧米列強に依る利権争奪が活発化する。

 特に、露骨なのがロシア。シベリア鉄道。

『現代への教訓』

(朝鮮・韓国への対応)

 「事大主義」の抜き難い民族的体質。事大主義

強い者には弱く、遜り、弱い者には高飛車。「対等」以上の強い態度を執る必要有り。

 「金氏朝鮮」ーその経済的脆弱さを衝くべし。

 事大主義「大韓民国」ー毅然と対応し、「制裁」すべし。

(支那・国府・中共への対応)

 「支那・清」ー民族性を認識して友好、連携。

 「支那・国府」ー「台湾国」への移行を促進し、「日台同盟」の成立を目指せ。

 「中共」ー支那民族の敵「中共」の撲滅を。中共の崩壊

第二部 昨今の国内外情勢

『「教団政党」の底力』

(「日本共産党(教)教団」)日本共産党

 「ボルシェヴィキ(所謂、共産党)」の思想や論理は、全世界で既に  否定されて居る。

 にも拘らず、現在も猶実在して居る理由は、「信じる」ことから始まる宗教、即、「共産教」で有るからに他ならない。

9条の会 「九条の会」なるものを全国に張り巡らして、狂信的に「主権放棄条項」を擁護して
居る。

(「公明党(創価学会)」教団)

池田大作名誉会長

池田大作名誉会長

 所謂「戦前」には、「日蓮宗」は、愛国的対外進出の一翼を担って居た。だが、「池田教」は時局便乗、強者、体制に従うので、現在の「GHQ反日支配体制」の下では、反日活動」を「平和」の名の下に、活発に実行して居る。創価学会

 

 

 

 

公明党

 

『国際的な教団政治勢力』

 外国でも「イスラーム教」各派や、「クリスト教」「ヒンドゥー教」各派、特に原理
主義に注目。

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第三十回 【明治維新】-その光と影ー

毎月第三土曜日(次回からは第二土曜日)午後1時30分より
枚方市民会館に於いて
長谷川 潤 先生による「歴史講座」が開催されています。

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平成26年4月19日 第30回講座
第一部
【明治維新】
-その光と影ー

 

『維新前史』

(「安政の大獄」)-安政六年。

  大老、井伊直弼、水戸徳川家等を処分、処刑。

  「桜田門外の変」水戸浪士、大老斬殺。

  (「公武合体」)koujyokazunomiya

 十四代将軍、家茂、皇妹和宮殿下をお迎え。

 万延元年~文久元年。一時、小康状態。

(「攘夷決行」)-文久元年~元治元年。

前回、学習済。

(「第二次長州征伐」失敗)-慶応二年。

(「薩長等討幕盟約」ー慶応三年。

(「大政奉還」)    -慶応三年。

十月、将軍、慶喜「大政奉還」を許さる。

江戸幕府」の滅亡。

十二月、「王政復古の大號令」「納地」要求。

『維新の展開』

(「戊辰の役」の終結)-慶応四年~明治二年。

  「鳥羽・伏見の戦」ー正月。

    「江戸城、無血開城」ー四月。

  「会津藩」降伏ー九月。

  「函館・五稜郭」陥落ー明治二年五月。

(「版籍奉還」)ー明治二年六月。

  全国の大名から、領地領民を朝廷に還させる。

  藩主は、「知藩事」として支配を継続。

(「廃藩置県」)ー明治四年。

  「藩」を廃止して「県」を設置、知事を中央から任命。「幕藩体制」の終焉。

(「中央集権」政策)

  「五箇条の御誓文」を発布ー慶応四年三月。gokajyonogoseimon

 江戸を「東京」と改称ー慶応四年七月。

 明治改元、「一世一元の制」ー明治元年。

「東京遷都」ー明治二年三月。

「新貨条例」ー明治四年。新貨幣制度、十進法。

「学制」制定。「太陽暦」採用ー明治五年。

 富岡製糸場の開業ー「官営工場」ー明治五年。

 鉄道仮開通ー品川、横浜間ー明治五年。

「国立銀行条例」ー金融制度の充実。-明治五年。

  「徴兵令」ー国民皆兵制度。-明治六年。

  「地租改正条例」ー安定的な税収の確保。明治六年。

 

『維新の中心勢力』 (「藩閥」勢力の支配)

 (薩摩)大久保利通、西郷隆盛、黒田清隆等。

 (長州)木戸孝允、伊藤博文、山県有朋等。

 (土佐)板垣退助、後藤象二郎、福岡孝弟等。

 (肥前)大隈重信、副島種臣等。

 (その他)井上毅(肥後)、由利公正(越前)等。

『維新の思想』

 (「復古維新」)

   尊皇攘夷、水戸学、国学、神道への回帰。

   「太政官」制度の復活。

 (「和魂洋才」)

   「五箇条の御誓文」ー天地ノ公道ニ基ツクヘシー

   「五榜の掲示」ー万国ノ公法ヲ以テ条約御履行ー

           五倫ノ道ヲ正シクスヘキ事ー

 (「尊皇攘夷」)

   「元寇」「神皇正統記」以来の國體観念。

『維新への反発』

 (旧幕府勢力)

   東北、甲信越等への差別的対応に対して。

 (「不平士族の乱」)

   「四民平等」ー身分制度廃止ーへの反発。

          武士の特権が喪失。実力行使。

   「佐賀の乱」ー「江藤新平」中心。斬首。

   「秋月・神風連の乱」白刃で斬込む。「萩の乱」

   「西南の役」ー西郷隆盛、反欧化の中心。自刃。

 (「地租改正」「徴兵令」等の反対農民一揆)

    重税(地価の三分)に反対、後に二・五分。

    「血税一揆」も発生。江戸時代回帰願望も。

幕末・明治 美人セレクション

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幕末・明治 美人セレクション

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 第二部

【昨今の国内外情勢】

「ウクライナの危機」

 

 

 

『歴史に於ける個人の影響力』

(アレクサンドロス大王の東征)

  東西文化の融合。「ヘレニズム文化」発生。

  (ナポレオンの欧州制覇)

  フランス革命理念の拡張、伝播。現代にも影響。

  (ムハンマッドのアラビア統一)

  現代に続くイスラームの世界的影響の創造。

  (チンギス・ハーンの征服)

  ユーラシア大陸全体に影響。「黄禍論」

『国際政治は「作用」対「反作用」』

(国際関係は相互作用)

「普通の国」相互では、一方的な攻撃も、一方的な防御も有り得ない。双方に利害発生。

(「やられっぱなし」は現下、偽日本だけ)

反捕鯨海賊数名にさえ追いかけ回されている。

(ウクライナも国家内外の作用・反作用で推移)

但し、国内は多種多様、雑多な構成で複雑。

 

『ウクライナ情勢当面の筋書』

(決定権を持つのは「プーチン」)puchin

核兵器保有大国ロシアに周辺諸国は、勝てない。

米国も軍事行動は採れない。

(「プーチン」の筋書)

ロシア帝国再興への飽くなき願望、夢想。

当面は、クリミア併合、ウクライナ東部支配。

(反作用をいなし乍ら着々と実利を獲得)

十七日ジュネーブ四者会談での虚構。時間稼ぎ。

『ウクライナ危機の影響』

(ウクライナの存亡)

当面、「連邦国家」へ分断。

(ロシア周辺諸国への動向)

次は「エストニア危機」

(EU、NATO諸国への影響)

EUは動力源を握られているが、ロシアも原油、天然ガス等の資源を売らないと、困窮する。

(米国の威信低下)

中途半端な「経済制裁」のみ。

(日本への影響)

何回、騙されたら解かるのか。

ロシアに深入りは禁物。プーチンは危険人物。

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第二十九回 「幕末・西力東侵」

毎月第三土曜日 午後1時30分より
枚方市民会館 3階・第5会議室に於いて
長谷川 潤 先生による「歴史講座」が開催されています。

平成26年3月15日 第29回講

第一部 【幕末・西力東侵】

 -尊皇攘夷の大義名分-

『「西欧米物質文明」の勃興 』
(「資本主義」「重商主義」の台頭)
貧しい島国「英国」での「金が金を生む」経済。
政治、特に軍事には資金が多額の必要。
(「産業革命」の成功と波及)
英国で「より儲ける為の」技術革新と発明。
超自然的動力(蒸気機関)の発明と改良。
(対外進出、侵略の横行)
国内需要を超える生産量を輸出に回す。
確実な「製品輸出先」「原材料輸入先」の確保。
産業革命で高度化した武器と軍事力で非欧米地域に浸出、侵略。
英国は「七つの海を支配」。

『「日本文化圏」の確率 』
(所謂「鎖国」に因る国内社会の一体化)
二百年に及ぶ天下泰平で共通文化の普及。
「元禄文化(上方)」から「化政文化(江戸)」
「日本的価値観」「情感」の醸成。
(「自給自足」経済の充実)
所謂「完全循環型社会」で全産業が自給自足。
豊穣の自然山河が、経済のみならず文化にも。
(日本文化の高度化、洗練化)
学問(國学、儒学、心学、天文、和算、化学等)
文学(浮世草子、俳諧、狂歌、川柳、紀行文等)
芸能(歌舞伎、能楽、人形浄瑠璃、邦楽等)
建築(和風建築、庭園、石積、彫刻、壁画等)

『我国の國防対策』
(武家政権、幕府の基本は「尚武」の精神)
国民の一割が武士階級。護るべきものの為に命を賭して戦う教育と訓練を受けて居た。
「武門の恥」との意識、即、国防意識。
(北方探検調査、と日本全図の作成)
八代将軍吉宗公は外国に強い興味を示す。
九、十代将軍に仕えた田沼意次は、蝦夷地開発や対露貿易の為に我國北辺を調査させた。
松平定信公以後も、北方を探検、調査させる。
「最上徳内」「近藤重蔵」(道東、千島方面)
「間宮林蔵」(樺太方面。大陸内部迄、探検)
「伊能忠敬」(大日本沿海與地全図)の測量、作成。
(欧米文物の採用)
「蘭学」の普及。-「本草学」の展開ー
欧米的武器の採用、生産、後に兵制の採用も。
外交重視、情報収集の強化。

『尊皇攘夷の実戦、実行』
(「水戸学」の隆盛)
徳川光圀公の命に依る「大日本史」編纂。
儒学に基づく「大義名分」論に拠る尊皇思想。
ローマ帝国帝室内部でのクリスト教化と相似。
(「孝明天皇」の御意志)
御在位、弘化三年より慶應二年迄、二十年間。
強烈な愛國、愛民の思し召し。
尊皇攘夷の将軍、大名、公家、武士等に影響。
(所謂「黒船来航」)黒船来航 嘉永六年、米国ペルリの浦賀来航、開国要 求。
翌、嘉永七年「日米和親条約」締結。所謂 開国。
(欧米の侵略に因る社会混乱と攘夷の実行)
安政五年、「日米修好通商条約」締結。
元治元年、四カ国艦隊の下関一時占領。撃 退。
文久三年、英国艦隊の鹿児島砲撃。英国被害。

 

慶應二年、幕府に依る「長州征伐」失敗。
慶應三年、「大政奉還」、幕府の全国支配終幕。
(攘夷運動の成果)
日本民族に國體観念、独立意識を殖植した。
欧米列強に日本への侵略が不可能と教える。
後の日本民族に、唯一、非植民地化の栄光を。
勤皇の志士


第二部
昨今の国内情勢
 所謂「ウクライナ危機」

『「分からない」事を自覚せよ』
(ウクライナの何を知っていますか)ウクライナの地図
面積、人口、民族、言語、宗教、産業等々。
「知らない」のが正解です。複雑過ぎて不明。
(世界には無数のウクライナ有り)
単一民族国家たる日本民族に認識不能の国多し。
だが、知らねば、世界の情勢を理解出来ない。

『国際問題の判断は自国の國益から』
(欧州連合には各々の、ロシアには自国の国益有り)
欧州連合ー反露の歴史と現在の理念からの反発。
所謂「エネルギー」依存の実態。
ロシアー歴史的経緯と軍事的必要性から。
米 国ー世界の警察。自国の価値観を強要。

 

(日本の対露国益は「北方領土」)
現下、偽日本の対応。「中途半端」「どっち着かず」、判断不能。
一応は米国寄り。
だが、ロシアは我国の「北方領土」を侵略中。
(「対ロシア包囲網」の構築を)
国際社会の常識は「敵の弱みを衝く」で有る。
ロシア周辺諸国と連携、ロシアに圧力を掛けて、初めて、
領土交渉の糸口は開かれる。
(我國の未開発資源はシベリアに有り)
シベリアはロシアの植民地にして、正当な領域に非ず。(レーニン
「帝国主義論」図表参照)
我国は、シベリアへの利権を保有している。

『今後も』継続発生する同種の国際問題
(一見して敵味方不明の国際問題)
国益不問の国際問題には関与すべからず。
(独立国家ならば、旗色は常に闡明可能で有る)
国益に即して、関与、不関与の立場は闡明。
国益に関しては、国家の利害を主張すべし。